水遊びのシーズン間近!水辺の安全を守る講習会が始まります!
水遊びシーズンが近づいてまいりました!
5月24日から長岡技術科学大学で開催されている『赤十字水上安全法救助員Ⅰ養成講習会』をご紹介します。
この講習ではプールを使って、主にプール等での水難事故防止や万が一の対応について勉強します。
内容は、
「水の事故防止」
「泳ぎの基本と自己保全」
「要救助者の救助および応急手当」等、様々なプログラムが含まれています。
大学内屋内プールを会場に実施した講習では、日本在住の外国の方の受講者がいらっしゃいました。
オランダ出身のポーランドさん と、マレーシア出身のリムさん このお二人についてご紹介します。
ポーランドさんは、日本で英語教師をしています。
すでに25年間日本で生活をして、時間があるときには釣りやサーフィンを楽しんでいるとのこと。
今回講習会に参加した動機は、日本で水難事故のニュースを聞くたびに悲しくなり、50歳を過ぎた自分に何ができるか考えた結果だそうです。
講義の中で出てくる日本語の専門用語について、25年間住んでいてもわからないものはわからないそうです。
「順下(じゅんか)」 「巻き足(まきあし)」等・・・
確かに日本人が聞いてもよくわからない言葉もありますね。
下の写真は、ポーランドさんが救助者役となり、要救助者役の人の手を確保して泳いで救助する訓練を受けている様子です。 もうお一人のリムさんは、長岡技術科学大学に勉強に来ている大学院修士課程の留学生。
研究室では、手洗いによって生じる排水を浄化し、安全に再利用するための、環境に優しく実用的な新しいシステムの開発に取り組んでおり、水資源を大切に扱いたいマレーシアの国の課題を解決するために勉強しているとのこと。
大学の部活は水泳部に属していて、夏の学内プール開放にて監視員の仕事をするために、必要な知識と技能を学ぶため講習会に参加いただきました。
下の写真は、リムさんが救助役となり、クロスチェスト・キャリーという方法で要救助者役の人を泳いで岸辺に運ぶ訓練を受けている様子です。 今後、日本赤十字社新潟県支部では、様々な方々にわかりやすい講習をお届けするために、
どなたでも理解しやすい「やさしい日本語」を用いた講習を推進していきたいと考えております。
水上安全法以外にも様々なシチュエーションに対応できる講習会を開催できますので、
興味のある方は「赤十字講習会申込みシステム」をチェックしてみてください!