「もしものとき」に備えて~みみずく手話学習会山科支部夜の部で救急法講習を実施しました~

令和8年7月9日、みみずく手話学習会山科支部夜の部の皆さんを対象に、救急法講習を実施しました。

救急法指導員の吉川奈々さんより、講習のレポートをお届けします!

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画像:交代して胸骨圧迫を行うOさんとHさん

<吉川指導員 講習レポート>

今回参加された皆さんは、2年前にも赤十字以外で救急講習を受講されており、今回も「もしものとき」に自分たちに何ができるのかを真剣に考えながら、意欲的に講習に取り組まれました。

講習では、参加者の皆さんからはさまざまな質問が寄せられました。
中には、指導員にとっても考えさせられる質問がありました。その質問をきっかけに、講習後も「もし自分がその場にいたら、どうするのがよいのだろう」「自分には何ができるのだろう」と考え、家族や仲間と話し合いました。

救急法を学ぶことは、知識や技術を身につけるだけではありません。いざというときに、自分に何ができるのかを考え続けることも大切なのだと、改めて感じる機会となりました。

参加者のOさんからは、次のような感想をいただきました。
「講座を受けて、とても勉強になりました。命は何より大切です。応急救護が必要な場面は、いつ、どこで起こるか分かりません。だからこそ、応急救護を学び、行動できるよう備えることが大切だと感じました。この経験を大切にして、多くの人に応急救護の大切さを広めていけたらいいと思います。」

11歳のHさんからは、2年前の講習からの自身の成長を感じられる、嬉しい感想をいただきました。
「応急救護講習では、命の大切さを改めて学びました。2年前の講習では、力が足りず心臓マッサージで胸を押すことが出来ませんでしたが今回は出来て嬉しかったです。聾者の方と心臓マッサージを交代する時はタイミングが難しかったですが、目を合わせて交代する事が出来ました。もっと上手に交代する方法を考えていきたいです。夏のトレーニングセンターでももっとたくさんのことを学びたいです。そして学んだことを「もしもの時に」活かせるようになりたいです!」

救急法では、正しい知識や技術だけでなく、その場にいる人同士が状況を伝え合い、協力して行動することも大切です。
Hさんが、聴覚に障がいのある方と心肺蘇生を交代する際に「目を合わせる」ことでタイミングを合わせることができた経験は、救命活動におけるコミュニケーションの大切さを実感する機会にもなりました。
「もっと上手に交代する方法を考えていきたい」「学んだことを『もしもの時に』活かせるようになりたい」というHさんの言葉からも、今回の学びをこれからにつなげようとする気持ちが伝わってきました。

参加者の皆さんが真剣に学び、互いに考えながら会話を交わす姿、そして講習が終わったあとのとびきりの笑顔に触れ、今回も多くのことを学ばせていただきました。
救急法の講習を担当していると、講習の最後に参加者の皆さんから「ありがとう」と声をかけていただきますが、そのたびに、「ありがとう」と伝えたいのはこちらの方だと強く感じます。
皆さんが真剣に学び、質問し、一緒に考えてくださるからこそ、新たな気づきや学びをいただいています。

「もしものとき」に備えて学ぶことは、命を守るための知識や技術を身につけるだけでなく、自分に何ができるのかを考え、人と人とが支え合うことの大切さを知ることでもあります。
今回の講習で得た学びが、参加者の皆さんの「もしものとき」の行動につながり、誰かの大切な命を守る一歩となることを願っています。
参加してくださった皆さん、大切な時間を共に過ごしてくださり、本当にありがとうございました。

ボランティア指導員 吉川奈々