温かい食事と地域のつながりが避難生活を支える~九条学区でハイゼックス炊き出し体験~

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 令和8年7月28日に発生した「令和8年熊本地震」では、現在も被災地で多くの方が不自由な生活を余儀なくされています。災害時、限られた水や設備の中でも温かい食事を届ける方法の一つが、ハイゼックス耐熱ポリ袋調理法(以後、ハイゼックス)を活用した炊き出しです。
 7月13日(月)、京都市立九条小学校において、南地区更生保護女性会九条学区の皆さまを対象に赤十字防災セミナーを開催し、災害時に役立つハイゼックスによる炊飯を体験していただきました。
(災害時に役立つハイゼックス)
 ハイゼックスは、耐熱性のポリプロピレン袋に米と水を入れ、袋ごと湯せんしてご飯を炊く方法です。袋が破れないよう注意すれば、湯せん用の水にはプールの水など飲用以外の水も状況に応じて活用できます。密封した状態で加熱するため衛生的で、開封しなければ通常の鍋で炊いたご飯より保存しやすいことも特長です。
 また、袋をそのまま食器として使えるため皿が不要で、鍋や食器を洗う手間と水を減らせます。すぐに食べられない場合も後から食べることができ、再度湯煎をして温めなおすこともできます。配膳や持ち運びがしやすいなど、限られた環境で多くの方に食事を届ける際に役立ちます。
(炊き出しを実際に体験)
 参加者の皆さまは、実際に米と水を袋に入れ、空気を抜いて口をしっかり結び、湯せんでご飯を炊きました。今回はレトルトカレーと合わせてカレーライスとして試食しました。炊き上がったご飯はふっくらと仕上がり、「予想以上においしい」と大変好評でした。
(温かい食事と共同作業が生む力)
 災害時の炊き出しには、食事を提供すること以上の意味があります。不安な避難所でじっと過ごすだけでなく、地域の皆さんが声を掛け合い、役割を分担して一緒に作業することは、コミュニケーションを生み、心身の健康維持にもつながります。温かい食事は、被災された方の体と心を支える大きな力になります。
 日本赤十字社京都府支部では、地域や学校、職場などを対象に、ハイゼックス炊き出し体験をはじめとする赤十字防災セミナーを実施しています。今回の体験が、平時から顔の見える関係を築き、いざという時に地域で助け合うための一歩となることを願っています。