「人と人とのつながりが、最大の防災になる」~手話サークル「四季の会」で防災セミナー~
手話サークル「四季の会」で防災セミナーを開催しました 。
6月17日、京都府亀岡市内で活動されている手話サークル「四季の会」の皆さんを対象に、防災セミナーを開催しました。当日は、聴覚に障がいのある方や手話学習者の皆さんにご参加いただき、亀岡市で想定される災害や地域の防災課題について一緒に学びました。
今回は、防災セミナーカリキュラムの中から「KAG(安全対策ゲーム)」と「ひなんじょたいけん」を実施しました。
KAGでは、参加者一人ひとりが自宅の平面図を描き、家の中に潜む危険についてグループで話し合いました。「台所のシンク上の棚に重たい物を置いていませんか?」という問いかけに、「ある!ある!」との声が上がり、「落ちてきたら危険ですね」と気づきを共有する場面も見られました。身近な暮らしを振り返りながら、災害への備えを考える良い機会となりました。
「ひなんじょたいけん」では、避難所運営について体験を通して学びました。参加者からは、「避難所の調整は誰かがしてくれるものだと思っていましたが、実際には地域の人たちで運営していくことが大切だと理解できました。とても良い経験になりました。」との感想が寄せられました。
指導者からは、「皆さんが積極的に意見を交わし、とても熱心に取り組まれていたことが印象的でした。災害時は備蓄や事前の準備だけでなく、地域で助け合うことが何より重要です。特に、聞こえない・聞こえにくい方への避難情報は遅れる可能性があります。だからこそ、手話を学ぶ皆さんと一緒に防災について考える機会を持てたことを大変うれしく思います。」との声がありました。
今回のセミナーを通して、災害時には情報が届きにくい方や支援を必要とする方への配慮が欠かせないことを、参加者全員で改めて考えることができました。聞こえない・聞こえにくい方だけでなく、車いすを利用される方、見えにくい・見えない方、高齢者、妊婦の方など、それぞれの立場を理解し、日頃から顔の見える関係を築いておくことが、災害時の大きな支えにつながります。 今回の学びが、防災について考えるきっかけとなるだけでなく、お互いを思いやり、助け合える地域づくりにつながることを願っています。
災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、日頃から人とのつながりを大切にし、大切な人と笑顔で過ごせる毎日に感謝しながら、一人ひとりができる備えを続けていきたいと感じた一日となりました。