赤十字の看護学生としての一歩を踏み出す~京都第一赤十字看護専門学校で災害救護研修を実施~

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 日本赤十字社京都府支部では、京都第一赤十字看護専門学校の学生を対象に、赤十字の理念や災害救護に関する理解を深めるための研修を行っています。
今年度も、4月15日には新入生(1回生)向けの研修に加え、4月17日には在校生(2回生)を対象とした研修を実施しました。
~楽しみながら学ぶ、災害現場の基本(2回生対象研修)~
 2回生を対象とした研修では、災害現場で活動するうえで欠かせない「通信」と「基礎行動」をテーマに、座学と実習を行いました。座学では、災害時における情報共有の大切さや、限られた通信環境の中でどのように連絡を取るかについて学習。実際に救護班で使う業務用無線機に触れながらの実習に、学生たちは興味津々で、楽しみながら理解を深める様子が見られました。
 また、救護班として集団で行動するための「基礎行動」に挑戦。声かけや動きのそろえ方を確認しながら、仲間と息を合わせて行動することで、「一人ひとりの迅速な動きが、チーム全体の安全につながる」ことを体感的に学びました。和やかな雰囲気の中で進んだ研修でしたが、最後は表情も引き締まり、赤十字の一員として行動する姿勢をしっかりと身につける時間となりました。

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~入学してすぐに学ぶのは「赤十字」(1回生新入生研修)~
 4月15日には、京都第一赤十字看護専門学校の新入生を対象とした研修を実施しました。赤十字の看護学生としてのスタートにあたり、まず学んだのは「赤十字とは何か」という基本です。赤十字マークを身につけて活動する看護師は、看護師である前に赤十字の一員です。赤十字の成り立ちや理念、行動するうえでのルールや考え方について学び、「赤十字の看護職として求められる責任」について理解を深めました。研修後半では実習として、災害現場で実際に使われる段ボールベッドの組立てを行いました。チームで協力しながら組み立てるだけでなく、どんな人が使うのか、どう説明すれば安心して使ってもらえるかといった点についても話し合い、発表を行いました。これは赤十字が大切にしている「自分で考える」「気づく」「行動する」という姿勢を体験的に学ぶ時間でもあります。
~赤十字の看護学生として、未来の災害救護へ~
 今回の研修を通じて学生たちは、「学ぶ」だけでなく、「考え、伝え、行動する」ことの大切さを実感しました。赤十字の看護学生として学ぶ日々は、将来、地域の医療を支えるのみならず、災害救護の現場で人のいのちを支える力につながっていきます。日本赤十字社京都府支部では、今後も学校と連携しながら、赤十字の理念を体現できる人材の育成に取り組んでいきます。