もしもの時、水の事故から子どもを守れる社会でありたい~水上安全法指導員研修~
日本赤十字社京都府支部では、例年無料で会場をご提供いただいている京都踏水会水泳学園さんのご協力のもと、2月8日に水上安全法指導員を対象とした研修会を実施しました。大雪が降る中ですが、水上安全法指導員12人が集まり、講習普及の現状共有と水上安全法で扱う実技の確認を中心に行いました。
近年、水の事故は増加傾向にあり、昨年度は過去10年で最も多い死亡者数となりました。
また、水泳授業の減少やコロナ禍などで水泳体験が減った子どもたちの水慣れ不足や、体力低下が課題となっています。
こうした状況から、地域で水の安全を伝える指導員の役割は非常に重要になっています。
研修では、水難事故の増加、子どもの泳力低下、指導員不足、人材育成の必要性など、今後の講習普及に向けた課題を共有しました。
また、救命現場に居合わせた市民(バイスタンダー)が受ける心的ストレスについても理解を深め、指導の現場で適切に触れられるよう確認を行いました。
プールを使っての実技確認では、スライドエントリー、レスキューチューブによる救助(意識あり・意識なし)、プールサイドへの引き上げ、コースロープ設置時の搬送方法、オーバーアームヘッドスプリントなど、新たに指導要領に掲載される技術の確認を図りました。
水辺の事故を未然に防ぐためには、知識と体験が大きな力になります。
指導員不足は大きな課題ですが、今回の研修で得た技術と指導方法をもとに、今年度の講習の質向上と来年度以降の普及拡大に取り組みます。
まだ寒い時期ではありますが、夏はすぐにやってきます!昨年は水の事故が非常に多く発生しました。
サンダルが流されても追いかけない・サンダルをなくしても怒らない「サンダルバイバイ」、海や川で流されたら浮いて待つ、プールには飛び込まないなど、
ほんの少しの知識が命を守る行動につながります。
お子さんには、海水浴に行く前や夏の前に、ぜひこうした大切なことを伝えてあげてください。
日本赤十字社では、夏に向けた水上安全法講習を実施しています。
学校や地域での講習開催も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせいただき、水の安全について一緒に学んでいきましょう。
また、赤十字水上安全法の指導員のボランティア活動に興味のある方も、ぜひお問い合わせください!