防災と人道の輪を広げる!~南区赤十字奉仕団・婦人部合同講習会~

画像 避難所運営を学ぶ奉仕団員さんたち。日赤南区地区 𫝆井地区長と共に真剣な意見交換!

12月3日、南区役所で開催された南区赤十字奉仕団・婦人部合同防災セミナーに参加しました。
このセミナーは、地域の赤十字奉仕団員の皆さんとともに、国際人道法の理解を深めるとともに、防災意識を高めることを目的に行われました。

第1部 国際人道法の重要性と世界の現状

第1部では「国際人道法~紛争下で守られないいのち~」をテーマに、紛争地での人道的課題や国際人道法の役割について説明しました。
最近の国際紛争で国際人道法が軽視されている現状を紹介すると、参加者は深く共感し、うなずきながら真剣に耳を傾けていました。
同じ赤十字を掲げるボランティアが十分に保護されない事例にも触れ、まず知ることの大切さを強調しました。
講習後には「地域でもこうした話を広めたい!」という声も聞かれました。

第2部 防災セミナーで学ぶ地域の力

第2部では「誰でもできる!地域で防災セミナー」をテーマに、避難所運営の模擬体験ができるカードゲーム「ひなんしょたいけん」を実施しました。
参加者は楽しみながら学び、特に婦人部の方々は地域防災の担い手として強い意識を持ち、積極的に取り組んでいました。
講習を通じて、地区長をはじめ奉仕団員の皆さんが防災と赤十字活動の重要性を再認識する機会となりました。
複数の分団からは「自分の地域でも同様の講習を実施したい!」という前向きな意見が寄せられました。

今後への期待

南区赤十字奉仕団では救援物資の電池交換や、JRC高校生メンバーと合同で行った児童福祉施設の児童たちとの交流事業など既存の活動にも積極的に取り組んでいます。
今回のセミナーを通じて、さらに地域に関わりたいという意欲が感じられ、地区事務局も協力的であることから、今後の地域奉仕団活動の充実が期待されます。
これからも、皆さんとともに、安全・安心な地域づくりを目指して取り組みを進めていきます。