「知ることが大事!ペットボトルひとつで助かる命」~京都市立北醍醐小学校~
7月14日、京都市立北醍醐小学校(青少年赤十字加盟校)にて、救急法と水上安全法の短期講習を開催しました。同校に通う小学5~6年生までの児童約55名を対象に、体育館とプールを利用して実践的なトレーニングを実施しました。
当日は、胸骨圧迫やAEDを用いた一次救命処置の基本を体育館で学び、その後、衣服を着た状態で水中に落ちた時に救助を待つ「着衣泳」を体験しました。実際に浮き身をとってみると、意外と浮いて待つことが難しいことを知ります。上手く体を浮かすには、体の使い方や呼吸の仕方など一定のトレーニングが必要です。しかし、ペットボトルひとつあるだけで、容易に体を浮かせることが出来るようになります。そういったことを体験して知ることで、いざという時に自分の命を守り、友達の命も救える可能性が高くなるのです。
【講習の目的と内容】
・人が倒れた際に迅速に対応できるよう、救急法の基本を理解し、実践すること
・呼吸のない人や呼吸が不明な人、死戦期呼吸の方に対する一次救命処置を仲間と協力して行うこと
・川や海などで浮いて救助を待つための知識と技術を習得すること
【意義と今後の展望】
救急法や水上安全法の学習を通じて、命の尊さや助け合う心の大切さを理解し、具体的な知識と技術を身につけることを目的としています。日本赤十字社京都府支部では、今後も青少年への普及啓発活動に力を入れ、命を守る意識の醸成に努めてまいります。