「自分でやれることがあることを知りました」~宇治市立西小倉中学校から救急法の感想が届きました
胸骨圧迫とAED操作をする生徒の様子
4月24日(木)に宇治市立西小倉中学校で全校生徒約270人が救急法を受講されました。
講習を担当する指導員はボランティアの山本博之救急法指導員です。
同校は以前から教職員の方々が熱心に取り組んでこられました。
生徒の受講は昨年に引き続き今回が2回目で、「せっかくなら全校生徒で」とお申込みくださいました。
まずは愛知県の中学生が学校内で協力し合って一次救命処置を実践する動画を視聴してもらい、イメージを持ってもらってから実技練習を行いました。
2・3年生は昨年に見たASUKAモデルの動画を思い出してもらいながら、1年生はフレッシュな気持ちで元気いっぱいに練習してくれました。
講習後にはたくさんの感想が寄せられましたので、その一部を紹介させていただきます。
私たちが伝えたかったことをしっかりと汲み取っていてくれて、とても嬉しく思いました。
中学生の感想
★去年も心肺蘇生法の講習を受けたので、もう完全に理解できていると思っていましたが、思っていたよりもできませんでした。
こんな状態で私の家族や友達が倒れたら・・と考えると、とても恐ろしいです。
だからこそ、今回の講習会で理解できて、とてもありがたかったです。本当にありがとうございました。
★本当にこんなことになったら、多分こんがらがると思いますけども、この授業を思い出してやろうと思いました。
そして、この授業をもとに自分でやれることがあるんだなと思いました。
★胸骨圧迫をする時のスピードがすごく速かったし、思ったより強く押さないといけなかった。
AEDは操作する順番を間違えることが多かったけど、教えてもらうことができたおかげでしっかりと覚えることができた。
★もしも、誰かが自分の目の前で倒れてしまって、心臓が動いていなかったら心臓マッサージをすればいいということを知りました。
また、強くリズムよく押さないと心臓が動き出さないということを知りました。
また、簡単そうに見えていたけれど、意外と力がいるし、大変だと感じました。
そして、昨日学んだ事を、もし、何かあった時に生かせたらいいなと思いました。
★心肺蘇生法は覚えておくと、いつか、誰かの命を救うことにつながるかもしれないので、覚えておこうと思いました。
心臓マッサージ(胸骨圧迫)は思っていたよりも、力が必要で、体重をかけないと胸骨圧迫はできませんでした、AEDのはる場所や手順も覚えました。
とはいえ、それを実践する日が来ないのが、やっぱり1番だなと思いました。
★心肺蘇生法をやるのが大変でした。ですが、友達や人の命を守るには大切な訓練だったAEDのやり方などは、できると思いますが、その時、もし、自分1人だった場合、2つもやらなければならないということも忘れず諦めずに人の命を助けたいなと思いました。
★もし、誰かが倒れたらパニックになるかもだけど、今どうする事が大切なのか冷静になって考えられるようになりたいです。
私は元々、将来、人を助ける仕事につきたくて、さらにもっとなりたいと思いました。
私も教えてくれた人達のように心肺蘇生法を教えられる人になりたいです。
★命は助けることもできるのだと知れました。ですが、手順がわかっても実際にそうなった時にできるかどうかはわかりません。
きっと、動けないと思います。なので、その時に動ける訓練もやってみたいです。
★意外と力が必要で足の位置とか結構細かいところに気を使わないと全然力が入らないのでびっくりしました。
いつ、どこで誰がなるかわからないので、もし人が倒れてたら助けて少しでも力になればいいなと思いました。
★大事な人を想像して心肺蘇生をするのはすごくいいやり方だと思いました。
実際に起きたら服を切ることを初めて知って、AEDも用意しないといけないし、救急車を呼んでもらわないといけないし、ハサミも必要になるので人が倒れるとこんなにも大変な状況になってしまうんだとしっかりわかりました。
★去年もこの授業を受けて再び思ったことが、やはり、いつ起こるかわからないという状況でどれだけ対処できるかという適応能力が試されるなと思いました。
私は焦っちゃうと絶対固まって何をしたらいいかわからなくなるので、こういう場面で慣れておくことが大切だなと改めて感じました。
これからは、いつ起きても対応できるようにしていたいです。
先生方の感想
★子どもたちも改めて心肺蘇生の大切さを学ぶ事ができ、また実践を交えたご指導のおかげでいざという時の行動を理解する機会になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
★初めてだから見よう見まねでしている1年生、2回目の2・3年生。どの学年も指導員の方の説明、実演を見て一生懸命動いている姿が印象的でした。
私もそうですが、毎年講習を受けていても実際の現場に立ち会ったらできるかなという不安があります。
だからこそ、定期的に講習を受けるのが大切なんだと改めて感じました。お忙しい中、ご指導いただきありがとうございました。
★全てのグループを人形で体験させていただき、充実した時間になりました。
改めて心肺蘇生法の講習は何度も繰り返し行うことが必要があると感じました。