全力サポートで将来の養護教諭になる学生さんたちを応援しています! 

1月13日(月)、18日(土)、19日(日)に京都女子大学生を対象にした救急法基礎講習及び救急員養成講習が開催され、41名のファーストエイドプロバイダーが新たに誕生しました!

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今回の受講者は、将来、養護教諭を目指している学生さんたちです。「先輩方から“教育実習で役に立った”、“講習に参加してよかった”と聞いていたので、講習参加をとても楽しみにしていました」と、期待を抱いての参加でした。

初日の救急法基礎講習では同大学の卒業生であり、現在、日本赤十字社京都府支部の職員である羽鳥指導員も指導にあたりました。

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羽鳥「同大学の後輩がこんなにもたくさん赤十字救急法を学びに来てくれたことを嬉しく思います。今回の講習で学んだことを糧に、夢に向かって輝いていってください!」

実技では、さすが将来の養護教諭です!!
数回の練習でしっかりと一次救命処置のコツをつかみ的確な対応をされていました。
基礎講習の最後は動画(「命の記録」~ASUKAモデル~)の視聴です。
「改めて命を預かる立場として、緊急時には焦らず、迷わず、最善の判断をしなければならないという思いになりました」と今回の受講の意義や決意を再確認されていました。

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続く救急員養成講習ではさまざまな傷病に対する手当の方法を学ばれました。
今回の講習を担当した北村指導員(中学校養護教諭)から“養護教諭”という視点での具体的な事例が紹介されました。

三角巾を「始めて触った!」という受講者も多く、その取扱いに苦労されていましたが、少しでも「的確な手当をしたい」と繰り返し手当の練習をされる姿が印象的でした。

最終日は骨折時の患部の固定方法や傷病者の搬送方法を学び、いよいよ災害現場を想定したロールプレイングです。
目の前にいる傷病者に堂々と対応する姿はさすが将来の養護教諭!頼もしい限りです!!
演習後の話し合いも大事な時間です。「災害時の緊迫感や自分の未熟さを感じた」、「いざというときは自分が『助けられる側』だけでなく『助ける側』や『寄り添う側』になって知識や力を発揮したい」とそれぞれに課題を見つけられたようです。

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最後に…主任指導員を務めた北村指導員からのメッセージです。

「京都女子大学の救急員養成講習は、特別な思いで担当しています。
養護教諭を志す学生さんたちに今まで自分が経験したことを出来る限りお伝えしています。
これから養護教諭として、目の前の子どもたちをよくみて、聞いて、そして心も体も手当してほしい・・・
全力サポートで、将来の養護教諭になる学生さんたちを応援しています。」

受講者の感想

「養護教諭が1人で解決しようとするのではなく周りの教職員の方にも協力してもらいながら,チームとして児童,生徒が健康でいられるようなサポートをしていきたい」
「自分自身が瞬時に的確な判断ができるように,また,自分が自信をもって責任ある行動ができるようにこれからも講習会等に参加して学び続けたい」
「技術,雰囲気,声かけなどすべての面で安心感を与えられるようにしたい」

記事の作成:赤十字救急法 市川指導員