水の事故から命を守る!~赤十字水上安全法救助員Ι養成講習を開催~

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 近年、室内プールの普及や海水浴場の環境整備などにより、老若男女を問わず水に親しむ機会が増え、カヌー、ボートでの渓流下りや湖水でのウィンドサーフィン、海釣りなど、アウトドアスポーツやレジャーが盛んになり、以前に増して事故防止に向けた安全対策の強化が叫ばれています。

 日本赤十字社では、水の事故防止思想の普及のため、自分自身の安全を保ちながら、安心して楽しく水とかかわることを基本に、自他に関係なく水の事故に遭った際の対処方法と救助技術などについて学ぶ赤十字水上安全法講習を毎年開催しています。

 本年度、福岡県支部ではすでに、県内2カ所(福岡市・久留米市)で講習を行っており、プール監視員や県警職員、消防職員、専門学校生など計51名が受講されました。

17062901.jpg溺者からの離脱方法の展示 17062903.jpgバックボードを使った溺者の救助方法の展示

 受講者からは、「溺者を救助するためには、まず自分自身の安全を確保する技術を身につけることが大切だと感じた」、「水泳経験があり水には慣れているつもりだったが、自らの安全を確保したうえで溺者を救助するためにはもっと練習しなければと思った」といった感想が聞かれました。

 本年度実施する講習は残り1カ所(8月31日~9月3日、北九州市開催)です。

 夏の時期に最も多く発生する水の事故から、大切な人の命を守るために本講習を受講してみませんか。

17062904.jpg久留米市(左)と福岡市(右)
修了者
17062905.jpgそれぞれ無事に4日間の講習を修了しました