赤十字奉仕団紹介~福岡県いやしのケア赤十字奉仕団「なごみ」~
日本赤十字社福岡県支部には、地域単体で結団されている「地域奉仕団」、特技や技能を活かした活動によって結団されている「特殊奉仕団」、若年層によって結団されている「青年奉仕団」の3つのボランティア団体があります。
今回は「特殊奉仕団」の一つである「福岡県いやしのケア赤十字奉仕団なごみ」の活動をご紹介します。
「なごみ」は平成10年に結団し、赤十字の人道・博愛の理念を基に、心身のストレスの緩和、精神的なケアを目的とした、いやしのケアを中心とする奉仕活動を展開することを目的としています。英国赤十字社発祥のセラピューティック・ケアを基に、背中をさするようなマッサージをして手の温もりをお伝えし、リラックスしていただくような活動をしています。新型コロナウイルス蔓延前は、病院に入院されている方や介護施設に入所されている方を対象としておりましたが、現在は献血ルームで献血を受けられた方を対象にケアを行っています。
今回は、現在の主な活動場所である「献血ルームおっしょい博多」での活動に密着しました。「献血ルーム」では基本的には献血を終えられた方にケアを行っており、出口近くの多目的室で活動しています。今回、約20名の方がケアを受けに来てくださいました。最初は何気なくケアを受けに来てくださった方でも、終わった頃には、「すごく気持ちよかったです!」「幸せな1日になりました」「活動している時にまた出会えたら嬉しいです」など沢山の温かい言葉をかけてくださいました。津田委員長は、「ケアする方に対して、温もりをお伝えすることで癒しをお届けしているはずなのですが、いつもこちら側が癒され、満たされた気持ちになります。それがやりがいに繋がっています」とおっしゃられていました。
コロナウイルス蔓延前ほどには多くの場所で活動をすることができておりませんが、今後少しずつでも活動の場を広げていき、「なごみ」のケアによって癒される方が少しでも増えてくれたら嬉しいです。いやしのケア赤十字奉仕団「なごみ」は、これからもボランティア活動を通して、沢山の人の笑顔に繋がるような癒しを届けていきます。
「福岡県いやしのケアなごみ」では新規団員さんを募集しています。
赤十字ボランティアの活動にご興味のある方は、日本赤十字社福岡県支部までご連絡ください。
TEL:092-523-1632(直通) 平日9時~17時半