蜷城小学校で青少年赤十字加盟記念日学習会が開催されました

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 朝倉市立蜷城(ひなしろ)小学校で、「青少年赤十字(JRC)加盟記念日学習会」が開催されました。

 加盟記念日学習会では、JRC委員の児童が1年間の青少年赤十字活動を通した取り組みを全児童に発表し活動を振り返り、これから地域のために自分にできることを考え、実行するための意欲を高めます。

 蜷城小学校がある朝倉地区は、1953年に発生した豪雨により大規模に被災した経験があります。水害があった当時、日本全国のボランティアだけでなく、各国の赤十字社から援助を受けました。

 そして当時の児童は、感謝の思いから自分たちが被災時に受けた恩を返すため、青少年赤十字に加盟しました。その精神は現在まで脈々と受け継がれ、68年の永きにわたり学校やPTA、地域全体で積極的に青少年赤十字(JRC)活動に取り組んでこられました。

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 蜷城小学校はJRC活動の一環として、VS(ボランタリーサービス)活動をしています。授業開始前の朝15分間、校区の地域清掃活動を実施したり、全校で通学途中にあるポイ捨てごみの回収活動を行ったりしています。

 防災学習をした子どもたちは、排水溝に溜まった落ち葉やごみが水害の一因となることを知り、VS活動で積極的に溝のゴミ掃除をするようになりました。また、アルミ缶回収や育てた野菜の販売をして得た資金を募金に充てたりしています。

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 このような取り組みと功績により、蜷城小学校は第22回環境美化教育優良校最優秀賞を授賞し、公益社団法人 食品容器環境美化協会から表彰状を授与されました。環境美化教育優良校は、環境美化教育に熱心に取り組み、地域の美化に貢献している全国の小・中学校から選ばれるものです。

 蜷城小学校は、その中でも最優秀賞である「農林水産大臣賞」を受賞しました。

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 青少年赤十字態度目標である「気づき、考え、実行する」を合言葉に、何かできることはないか日々考えながら取り組む蜷城小学校のご活躍を、大変嬉しく思います。