令和3年度も日頃から災害に備えます✚No.3✚

救護員主事対象訓練(7・11月)

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 11月11日(木)、救護員主事となる職員を対象とした訓練を行いました。

 本訓練は、現地での救護活動を円滑に行うことを目的とし、7月と11月の2回にわたって実施。

 救護員主事の役割についての講義を行うだけでなく、情報伝達の方法や資機材の取扱いについて実技も取り入れました。

 7月は、本県支部に隣接する福岡赤十字病院の職員のみ参集し、その他施設の職員はオンラインで参加。救護班主事の役割に関する講義や、グループワークとして後続の救護班に引き継ぐための情報付与訓練を行いました。
 11月は、主に無線機を使った通信訓練や救護活動の拠点として使用するドラッシュテント(フレーム一体型テント)の設営を行いました。

 訓練に参加した職員は、「いつ起こるか分からない災害に対して、いかなる状況下でも冷静な判断が求められる。平時から赤十字の使命感を持って災害に備えたい」と語りました。

21112401.JPGグループワークを行う様子 21112402.JPGオンラインでの講義
21112404.JPGドラッシュテントの設営 21112405.JPGタイミングを合わせて立ち上げ

災害看護論(8・10月)

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 8月3日(火)、10月13日(水)・15日(金)・18日(月)・27日(水)の計5日間、災害看護論Ⅱ・Ⅳが実施されました。

 これは、災害発生時に救護活動を行う救護員としての赤十字看護師を育成するため、県内赤十字病院(福岡・今津・嘉麻)の採用後3年未満の看護師対象に行われている研修プログラムのひとつ。

 日本の災害救護活動の現状や赤十字の災害救護業務についての講義で理解を深めたうえで、担架による搬送や無線機・衛星携帯電話を使用しての情報伝達などの演習を行いました。

 また、準備された災害想定に基づき、救護所を設営する場合のレイアウトについて話し合い、その内容が実現可能か確認するための演習も行いました。

21112407.JPG想定をもとにグループごとに話し合い 21112408.JPG考えた救護所レイアウトについての発表
21112409.JPG救護所となるエアテントの設営 21112410.JPG動線をイメージしながら資機材を配置
21112411.JPG簡易ベッドの組み立て 21112412.JPG担架による搬送

 本県支部では、今後も救護班要員の能力向上に努めるため日頃から訓練を行い、いざというときの救護活動に備えていきます。