福岡県日赤紺綬会創立60周年記念総会を開催しました

 12月18日(水)、日本赤十字社名誉副総裁寬仁親王妃信子殿下のご臨席を仰ぎ、リーガロイヤルホテル小倉(北九州市小倉北区)において福岡県日赤紺綬会創立60周年記念総会を開催し、紺綬会会員を中心に赤十字関係者など約600名が参加しました。

 式典では、福岡県日赤紺綬会の田中 優次 会長(西部瓦斯株式会社 取締役相談役)と本県支部の小川 洋 支部長(福岡県知事)の挨拶の後、赤十字事業に多大な貢献をされた方々に妃殿下から金色有功章、銀色有功章が御授与されました。
 そのほか、日本赤十字社の大塚 義治社長から日本赤十字社感謝状の贈呈、小川 支部長から紺綬褒章および厚生労働大臣感謝状の伝達と支部長表彰状の贈呈、田中 会長から会員斡旋功労感謝状の贈呈が行われました。

 皆さまのご協力により、本年度も和やかにつつがなく式典を終了することができました。多くの方々にご来場いただき、心よりお礼申し上げます。

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日本赤十字社名誉副総裁寬仁親王妃信子殿下のおことば

 はじめに、今年の度重なる豪雨等の自然災害により、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに、各地で被災されました皆さまにお見舞いを申し上げます。被災地の復旧・復興が一日も早く進みますことを心から願っております。

 本日ここ小倉において福岡県日赤紺綬会創立60周年記念総会が開催され、日頃より日本赤十字社の活動に深く関わっておられます皆さまに、お目にかかれることを大変嬉しく思います。皆さまとここ福岡で再び再会し、また新しい会員の方々にお会いできますことを大変嬉しく思います。昭和34年、紺綬褒章を受章されました方々が全国に先駆けて、ここ北九州市で結成された福岡県紺綬会が、今年の令和という新たな時代に60周年の節目を迎えられたことを、誠に喜ばしく思います。福岡県紺綬会の皆さまの深い理解とご尽力により、この大会がここまで年月を刻み、日本赤十字社の大きな発展に着実な歩みを見せていることを、大変心強く福岡県紺綬会会員の皆さまに深く感謝を申し上げます。

 この夏、記録的な大雨によって、特に被害の大きかった佐賀県に福岡県支部から医療救護班を派遣されることにより、被災された方々にとてもありがたい存在であったと伺いました。国内外では災害など多くの困難が絶えない中、赤十字に寄せられる期待と要請はますます高まるものと思います。

 本日の福岡県日赤紺綬会創立60周年記念総会を機に、紺綬会発祥の歴史と伝統のもと、お互いに手を添えて、より一層充実した活動を進められることを願い、私の挨拶といたします。60周年おめでとうございました。

福岡県日赤紺綬会創立60周年記念総会における表彰件数

表彰名 個人 法人
金色有功章 43名 14団体
銀色有功章 8名 4団体
日本赤十字社感謝状 13名 11団体
紺綬褒章 1名
厚生労働大臣感謝状 5名 1団体
会員斡旋功労感謝状 20名

福岡県日赤紺綬会とは

 1959(昭和34)年4月、当時の小倉市(現:北九州市小倉北区)において、紺綬褒章受章者の発案により「紺綬会」が結成。これがもととなり、「福岡県日赤紺綬会」が全国に先駆けて誕生しました。
 やがて、同様の組織によって赤十字を支援しようという動きが全国に広がりました。

 現在、個人2,215名、法人483団体(2019年1月1日現在)を数え、全国の紺綬・有功会の中でも最大の規模を誇り、日頃から赤十字活動に対する温かいご支援をいただいております。
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