世界の人道課題を学ぶ 難民リレー講義(全3回)を終了しました

 愛媛県支部で開催した「難民リレー講義」が全3回の日程を終了し、県内外から延べ179名の高校生にご参加いただきました。

 第3回では、シリアから日本へ避難された難民の方を講師にお迎えし、紛争によって大きく変わってしまった故郷の状況や、日本への避難を決断するまでの経緯、家族とともに歩んできた避難生活の経験についてお話しいただきました。また、故郷への思いや日本での新たな生活の中で感じたこと、将来への希望などについても率直に語っていただき、県内外から参加した約60名の高校生が熱心に耳を傾けました。

 参加した高校生たちは、講師の実体験を通じて、難民が直面するさまざまな課題や不安、異国の地で新たな生活を築くことの難しさについて理解を深めました。また、「平和な日常は決して当たり前ではないことを実感した」「ニュースで見ていた出来事の背景に、一人ひとりの人生や思いがあることを知った」「自分たちにもできる支援や行動について考えていきたい」などの感想が寄せられ、一人ひとりが人道的課題を自分事として捉える機会となりました。

 さらに、講師との対話を通じて、異なる文化や価値観を持つ人々と互いに理解し合い、尊重することの大切さについて学ぶ機会となりました。参加者からは、「まずは世界で起きていることを知ることが大切だと思った」「困難な状況に置かれている人々に寄り添う気持ちを忘れたくない」といった声も聞かれ、国際理解や共生社会について考えを深める様子が見られました。

 全3回の講義では、ウクライナやウガンダ、シリアと、それぞれ異なる背景を持つ講師の方々から貴重なお話を伺いました。高校生たちは、難民問題をはじめとする世界各地の人道課題について学ぶとともに、平和の大切さや他者への思いやり、人間の尊厳について考えを深めることができました。本講義が、青少年赤十字の実践目標である「気づき、考え、実行する」につながる第一歩となることを期待しています。

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