災害時に適切な判断と迅速な救護活動を実施するために  ~令和7年度救護班要員69名を任命~

 4月12日、徳島赤十字病院において、日本赤十字社徳島県支部救護班要員辞令交付式及び研修会を実施しました。

 地震や豪雨災害などの被災地で医療救護活動を行う「医療救護班」は、当支部に所属する医師や看護師、薬剤師、主事等で構成されており、今年度は7班を編成し救護班要員69名が任命されました。

  辞令交付式では、当支部の井織 一浩 事務局長が第1班班長の 藤野 修司 医師に辞令書を交付。藤野班長は、「平時から訓練や研修を重ねて個々の能力を最大限に伸ばし、災害時に適切な判断と迅速な救護活動を実施できるように努力する」と決意を述べました。

 交付式の後、活動に必要な知識や技術を学ぶため、徳島赤十字病院 福田 靖 高度救命救急センター長による「災害と医療救援活動」の講義をはじめ、被災地での活動に用いるトランシーバーや衛星携帯電話の使用方法を確認したほか、時系列活動記録(クロノロジー)の作成などの実技訓練も行われました。

  今後も研修や訓練を重ね、救護班として初動から慢性期までそれぞれが役割を全うし、最後まで被災者に寄り添った医療救護活動が行えるよう、災害対応力強化に努めて参ります。

画像 辞令書を受け取る第1班班長 藤野 修司 医師

画像 トランシーバーを用いて通信訓練を行う赤十字救護員