防災月間に合わせ「赤十字要支援者用段ボールベッド引渡式」を開催 ~中央構造線・活断層地震に備え、吉野川流域沿いを中心に配備~

 9月6日、今年度初めての配備として三好市で赤十字要支援者用段ボールベッドの引渡式を開催しました。

 吉野川流域沿いに位置する三好市は、「中央構造線・活断層地震」において甚大な被害が想定される地域の1つです。

 贈呈式では、当支部 新居 啓司 事務局長が「これまでの救護活動の経験を踏まえ、災害時に特に支援が必要な「要配慮者」と「乳児」に特化した当支部オリジナルの段ボールベッドです。要支援者が避難所生活で疲弊することがないよう、避難所の生活環境整備の一助として有効にご活用ください」と高井美穂三好市地区長と三好市地区赤十字奉仕団川口好美委員長に目録を手渡すと、「いざという時に素早く組み立て、必要な人に提供できるよう繰り返し訓練したい」と抱負を述べられ受け取られました。

 当支部では、大規模災害時に特に支援が必要な「要配慮者」と「乳児」の段ボールベッドを開発し、令和2年度からの3年間で県内24市町村に配備を行うこととしており、昨年度までに日本赤十字社徳島県支部(徳島市)に50セットずつ、南海トラフ巨大地震で津波が想定される沿岸部や孤立が想定される山間部の12市町村に73セットずつの配備を終えております。本年度は中央構造線・活断層地震で甚大な被害が想定される吉野川流域を中心に11市町に73セットずつ配備を予定しております。

 今後も、災害に強い地域づくりへの支援を行うとともに、最後まで被災者に寄り添った赤十字活動が展開できるよう、災害対応強化に努めて参ります。

画像 段ボールベッドの組み立てを確認

画像 引渡式にご参加いただいた三好市の皆様