感染症による差別のない世界をつくるために

青少年赤十字国際交流事業をWebで開催

新型コロナウイルスの感染者に対しての差別や誹謗中傷が問題になる中、11月15日(日)、日本赤十字社は「感染症による差別のない世界を」というテーマのもと、世界の生徒・学生を対象に国際交流事業を実施。

この交流事業はZoomを用いてオンラインで開催され、ネパールやカンボジア等の18カ国から390人の青少年赤十字メンバーが集まり、徳島県からは高校生メンバー5名が参加。

はじめに参加者は、英語を用いた自分の国や地域の特産品、名物紹介や○✕クイズ等を通して、お互いの文化や地域への理解を深めながら交流を楽しみました。

また、ゲストとして現在、ニューヨークでコロナウイルスの治療にあたる永井医師が参加し、コロナにより切迫した医療現場の状況や日本に帰ってきて感じた感染症が生み出した差別や不安について語りました。

永井医師からの話を受け、感染症による差別や偏見を生み出さないために自分たちが出来ることについて、国境を越えて意見を交換。SNSを活用した正しい情報拡散等、若者ならではの意見が多く出されました。

今回の交流事業に参加した生徒は「日本だけじゃなく、世界で協力して感染症に立ち向う大切さを感じた。今回学んだことを生活にも生かしていきたい」と語りました。

画像

中国の青少年赤十字メンバーと交流する様子