『当たり前の生活は幸せ』〜京都市立西ノ京中学校3年生が長崎・平和公園で平和への思いを発信〜
青少年赤十字加盟校である京都市立西ノ京中学校の3年生が、修学旅行で長崎市の平和公園を訪れ、3,913羽の千羽鶴をもとに制作した「平和パネル」を届けました。
生徒たちは修学旅行の事前学習として、映画『長崎 閃光の影で』を視聴。人間の尊厳、命の重み、平和の大切さなど多くのことを感じ、「平和への思いを何かの形にできないか」という思いから、この平和パネルを制作しました。
当日は、日本赤十字社長崎県支部の事業推進課長 濱﨑公成さんがパネルの受け取りに駆けつけてくださり、心のこもった挨拶をいただきました。「皆さんは広島・長崎の被爆者の声を直接聞ける最後の世代かもしれません」「苦しむ人を助けるために尽くした方々の存在もどうか忘れないでください」というメッセージが生徒たちの心に深く響きました。
■生徒たちの平和宣言より
「1945年8月9日11時2分、長崎に落とされた原爆によって約7万3千人余りの尊い命や大切な日常が、一瞬にして失われました。私たちが過ごしている日常や大切な人と笑いあえる時間、明日が来ること、その全てはとても尊いものであり、『当たり前の生活は幸せ』なのです。」
核兵器は、紛争とは関係のない一般市民を巻き込み、傷ついた人々を助ける手立てすら失わせてしまう非人道的な兵器です。核兵器禁止条約は2017年に採択され、2021年に発効しました。これは、人間の命と尊厳を守りたいという世界中の人々の思いによって実現したものです。
西ノ京中学校は青少年赤十字に加盟し、救急法講習などを通じて命の大切さや助け合うことの大切さを学んでいます。生徒たちは「起きたことを忘れることなく語り継ぐ責任がある」「思いやりを積み重ねて、平和な未来を守る行動を続けていく」と誓いました。
赤十字は、災害や紛争で傷ついた人々を助ける活動をこれからも続けてまいります。一人ひとりが身近な人を大切にし、困っている人がいたら一歩踏み出して助けること、それが人道の第一歩です。