「各機関が共同で救護活動」令和4年度京都府総合防災訓練に参加しました

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 令和4年度京都府総合防災訓練が、9月4日に精華町立東光小学校で実施され、日赤からは、京都府支部の災害対策本部要員、京都第一・京都第二赤十字病院のDMATと常備救護班、赤十字レスキューチェーン京都から総勢38人が参加しました。
 訓練想定は、山城地域で影響が大きい断層(奈良東縁断層帯)による直下型地震並びに水害の複合災害を想定し、 防災関係機関の連携による救出・救助訓練のほか、自主防災組織などが避難行動及び避難所運営(感染症対策、要配慮者、女性、ペット同行、車中泊を含む)などに参加する訓練が行われました。
 日赤が参加する負傷者をトリアージし、後方医療へ搬送する合同救護所は、各医療機関や消防、警察、自衛隊、日赤などの計10隊が共同で運営します。限られた時間のなかで迅速に対応するため、特定の機関が指揮・統制を行うのではなく、互いに情報共有し、意思確認を行い、方針決定する横の連携に重点を置いた訓練が行われました。
 訓練後の講評では、「コロナ禍の影響により、各機関が一堂に会する訓練は3年ぶりであったが、各機関で情報共有し、補い合い、連携することが出来ていた」と、高い評価を受けました。また、赤十字レスキューチェーン京都が、陰の力となって訓練環境を準備・撤収されたことに対しても、感謝の言葉が送られました。日本赤十字社は、これからも人間の命と健康、尊厳を守るための活動に取り組んで参ります。