~令和7年度日本赤十字社青森県支部救護班基礎研修会~
日本赤十字社は災害時に救護班を被災地に派遣し医療救護活動を展開します。
6月28日と29日の2日間、八戸赤十字病院にて令和7年度日本赤十字社青森県支部救護班基礎研修会が開催され、当支部及び八戸赤十字病院の職員が参加しました。
災害時に被災地の病院支援や避難所の巡回診療などの活動を行う赤十字救護班ですが、その要員は赤十字病院の医師や看護師を中心に、平時には日赤の各施設で勤務している職員が担っています。
いざという時により多くの方を救えるよう、今後も日々の訓練や平時における防災・減災への取り組みを積極的に行います。
【通信と情報共有】
災害時に貴重かつ重要となるのが情報。無線機を使用しての情報発信、受け取った情報を共有するための記録方法等を学びました。
【トリアージ】
災害時に治療・搬送の優先度を決めるトリアージ。トリアージカードの記載方法や、治療・搬送の優先度を決めるための考え方を学びました。
【救護班基礎技術】
災害時の応急処置等で使用する三角巾の使い方、災害時にさまざまな場面で活躍するロープの使い方や用途に合わせた結び方を学びました。
【救護所の設営】
災害時に救護所として使用するテントの設営を実践。救護所内での資器材の設置や使用方法等についても学びました。
【総合演習】
研修の集大成となる総合演習。トリアージや必要な手当てを行い「病院に搬送するにはどの負傷者からか」など、2日間学んだ事を活かし対応しました。