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きちんと知っていますか?輸血について

輸血を受けられる患者さんやご家族を対象に、輸血に関わる基本的な情報をまとめています。

輸血とは

輸血とは、献血していただいた血液からつくられた輸血用血液製剤を、患者さんに補充することです。

血液は、赤血球や血小板、白血球などの細胞成分と、それ以外の液状成分で構成されています。このうち、赤血球は、肺で取り込まれた酸素を全身の細胞に運ぶ役割があります。血小板は、出血の際に血管の傷を塞(ふさ)ぐ役割があります。また、液状成分の血漿(けっしょう)には、出血したときに血小板と協働して止血をする役割を持つ各種の凝固因子などが含まれます。

これらの血液の成分がつくることができなかったり、出血などにより不足したときに、必要な成分を必要な量だけ、静脈内へ点滴して補充するのが輸血です。