むつ下北地区青少年赤十字のつどいが開催されました
佐井小学校にて、むつ下北地区青少年赤十字指導者協議会主催による「むつ下北地区青少年赤十字のつどい」が開催され、地区内の小学生・中学生が参加しました。
日赤青森県支部の職員は防災講座の講師として参加し、災害発生時の避難行動や避難所生活について講義を行い、「自分たちが災害に遭ったらどのように行動するか」をテーマに参加者に考えてもらいました。参加者は、地域の特性を踏まえながら災害時に必要となる行動や、日頃からの備えの大切さについて考え、発表してくれました。
講義の後には、津波災害などを想定した垂直避難について学ぶため、実際に学校の屋上へ避難し、周辺地域の地形や環境を佐井小学校の伊藤校長が説明してくれました。参加者は自分たちの住む地域や学校と重ね合わせながら、いざという時にどのような行動をとるべきかを考えていました。
その後の避難所体験では、段ボールベッドや避難所用テントの組み立てに挑戦しました。参加者同士で協力しながら避難所空間を作り上げることで、避難所がどのような場所であり、どのような工夫によって生活環境が整えられているのかを学びました。また、避難所で使用されるトイレについても学習し、避難生活における衛生環境の重要性について理解を深めました。
さらに、防災食づくりにも取り組み、完成した食事を実際に避難所を想定した環境の中で味わうことで、災害時の食生活や避難生活の課題について考える機会となりました。
青少年赤十字活動に関する学習では、赤十字の成り立ちや日本赤十字社の歴史について学んだほか、手縫いの赤十字旗を作成し、日露戦争中に沢山の命を救った佐井村出身の医師 三上 剛太郎 について、クイズを交えながら理解を深めました。
最後に、参加者全員で三上剛太郎生家を訪問しました。生家では、その功績や生涯について学び、傷ついた人々を救いたいという三上剛太郎の思いと赤十字の人道の精神について理解を深めました。
プログラムの振り返りでは、「自分たちの住む場所は海が近い。避難する際も海に近い避難所を選ばない選択もあることがわかった」「災害に備えて家族と話し合いたい」「三上剛太郎先生についてクイズを通して初めてどんな人なのかを知ることが出来た」などの感想が発表されました。
参加した児童・生徒たちにとって、防災を自分ごととして考えるとともに、人を思いやる心や助け合いの大切さについて学ぶ貴重な機会となりました。