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東日本大震災活動レポート

教育支援

ようやく幼稚園の新園舎が完成(岩手県大槌町)

14/10/24

震災から3年7カ月経ってようやく完成した新園舎に、参列者からは「完成が本当に待ち遠しかった」との声も多く聞かれました

 東日本大震災の津波によって、園舎が全壊被害を受けた岩手県大槌町のみどり幼稚園が、日本赤十字社(以下、日赤)の支援によって園舎を移転・新築し、10月11日に新園舎竣工記念式典を行いました。

震災で亡くなった前園長(現園長の父)が力を入れ、音楽指導で行っている和太鼓演奏を披露

 同幼稚園は震災の5年前に新築したばかりでしたが、津波によって園舎が全壊し、その後、同町の大槌高校の同窓会館を借用し授業を続けてきました。

 式典の最後には、園児18人が和太鼓を演奏し、新たな学びの場の完成を共に喜びました。

新園舎は、旧園舎を思い出してもらえるよう外観の配色や内装を同じにするなどの配慮も施されています

 日赤は子どもたちが安心・安全に過ごすことができ、保護者も安心してわが子を預けられる環境を整備することは、大槌町の復興を支援することにつながると考え、台湾赤十字組織から寄せられた海外救援金を活用して、新築・移転を支援することを決定しました。

 今後も一日も早い被災地の復興を目指して、引き続き支援を続けていきます。