ボランティアについて

「困っている・苦しんでいる人の役に立ちたい」という思いを持った仲間が、その思いを結集し、さまざまなボランティア活動を行っています。
日本赤十字社の活動は、このようなボランティアによって支えられています。
あなたも、“困っている人、苦しんでいる人の役に立ちたい”という思いを行動に移してみませんか?

ボランティアの種類

  • 地域赤十字奉仕団

    広島県内に24団結成されており、地域に密着した赤十字活動を行っています。

    【主な活動】
    赤十字思想の普及・啓発、災害時の炊き出し防災訓練、赤十字行事への参加、地域福祉に関する活動

  • 青年赤十字奉仕団

    広島県内に5団結成されており、10~20代の学生・社会人で組織するユース・ボランティアです。未来を築くメンバーたちが若い力やアイディアを活かして活動しています。

    【主な活動】
    児童福祉施設訪問、献血協力の呼びかけ 等

  • 特殊赤十字奉仕団

    広島県内に6団結成されており、専門的な技術や資格を持つ人や、地域を超えて特定のボランティア活動を行う人々よって組織されています。

    【主な活動】
    健康と安全を守るための講習を普及する活動や、アマチュア無線、バイクなどの特性を活かした災害救護活動、また、赤十字病院内での様子などボランティア活動などに取り組んでいます。

赤十字奉仕団の活動を世代を超えて繋いでいきたい

20210610-6c1294a82ca546c9fd76b48dd397275fbe0ea063.png 赤十字奉仕団広島県支部委員会
委員長 佐藤光子

赤十字奉仕団の信条
一、すべての人びとのしあわせをねがい,陰の力となって,人びとに奉仕する。
一、常にくふうして人びとのために,よりよい奉仕ができるように努める。
一、身近な奉仕をひろげ,すべての人びとと手をつないで,世界の平和に尽くす。

広島県では,この信条をもとに,35の赤十字奉仕団,総勢10,702人の団員が,赤十字思想の普及や社資の募集,災害救護,救急法や健康生活支援講習,献血推進など,赤十字事業を推進するとともに,地域の健康安全のために様々な活動をしています。
 私も長年,呉市赤十字奉仕団の活動に取り組んで参りましたが,月日の経つ中で,地域住民の関係がいつの間にか変わってきております。昭和の顔が見える関係の頃より,近年はプライバシーの問題もあり近所の情報を把握するのが難しくなっています。
 
 現在,超少子高齢化社会の進行や,近年多発する自然災害や紛争,さらには,現在の新型コロナウイルス等の感染症の拡大など様々な社会課題が存在している中で,地域のネットワークで取り組まなければならないと思える問題も数多くあります。
 
 今後,赤十字活動で地域住民の支えとなるためには,世代や地域の枠を超えた繋がりや交流の中から,多種多様な気づきやニーズを把握することが重要になっていくと思っております。
 そのために,団員各々が自己研鑽しながら,他の地縁団体や志縁団体と互いに協力することで知見を深めていき,地域課題に柔軟に対応できる奉仕団でありたいと思っています。

 そして,児童・生徒が赤十字の精神を学び,防災,国際交流,国際人道等のさまざまな活動を学校教育の中で展開するJRC(青少年赤十字)の活動にも取り組むことで,赤十字奉仕団の活動を,世代を超えて繋げ,持続的なものにしていきたいと思っています。

赤十字は若い皆さんの力を求めています

20210610-7472d9b1827f438b6267f63efb51dd7eb9aff9d8.png 日本赤十字社広島県支部
指導講師 朝野 千明

 赤十字では毎年、ボランティア活動を支援する目的で各都道府県支部主催の研修会を開催しています。この研修には「ボランティア基礎研修」と「ボランティアリーダーシップ研修」があり、赤十字奉仕団のメンバーを対象に実施されています。
 この研修会の企画、運営に携わるのが支部指導講師で、日本赤十字社本社の指導講師養成研修を修了した者が当たっています。

 学校や各種機関で開催される救急法講習会での指導や、防災セミナー、水上安全法の講習会から、被災地での炊き出しや救援物資の供給、病院ボランティアや献血推進など、人の命と尊厳を守る多様な活動に取り組む赤十字。これら活動の主体となるのが私達ボランティアです。

 広島県支部では、これまで赤十字奉仕団のメンバーに限っていた受講対象を一般の方に開放し、赤十字を知るきっかけにして頂くことを模索中です。受講頂いた方には、赤十字が行なう各種講習会のご案内をしたいと考えています。この研修を修了した方を対象としたリーダーシップ研修、更に東京などで開催される全国規模の研修へとステップアップする道も用意されています。既に20代前半で全国的に活躍しているボランティアがいることも広島県の特徴です。

 あなたも、赤十字防災セミナーの指導者や、トライアスロン救護など、赤十字ならではの活動を通じて自分自身の可能性を試してみませんか。赤十字は、若い皆さんの力を求めています。
 私が言う「若い」というのは年齢のことではありません。既存の概念にとらわれず、新しいことに挑戦する「若い」好奇心と行動力をもった方や、そうした活動を支援する方で赤十字は出来ている、と私は思っています。

人は、知っていることの中でしか行動を決めることはできない

20240301-6549a616d6b5896da8de5dc5e74e4b5487d7c06c.jpg日本赤十字社広島県支部
指導講師 満重 志津

 その言葉通り、判断は、情報量、知識量かもしれません。 どのルートを選んでもたどり着くのがとても大変な場所。 そんな山登りのように、地道に少しずつ前に進むことと同じように、 赤十字の講習会の受講者が、赤十字活動を「知る」ことから広まる人の輪と 「知って伝える」人を増やしていきたいと考えています。

 自分自身もボランティア基礎研修・リーダーシップ研修を受け、その内容や展開に「赤十字であること」の意味は何かを先輩講師の講義で理解を深めました。
 常にプレイヤーズファースト(受講者が主役)を意識し、コミュニケーションを大切にして行こうと思います。

 そして、みなさんも日本赤十字社で、自分のできるボランティア活動を見つけませんか?
 「こんなことがあったらいいな」、「こんな場所を作りたい」などを叶えられる、ボランティア研修を企画・運営し、赤十字活動を理解し活動を行う方が増えることを目指します。
 やりたいことの実現に向けた一歩を踏み出し、一緒に活動しましょう。
 今後も県支部職員・先輩講師の皆さんに協力して頂き、成長したいと考えています。

あの日と未来のために私ができること

20240306-bc2fc0f82fe664da5d7634cd22006d14caf3a480.jpeg日本赤十字社広島県支部
指導講師 好本 茉央

 私が中学1年生の時、平成30年7月豪雨が発災しました。テレビで流れる風景は、私が通学で毎日通る場所でした。友人も被災し、何日も体育館で生活をしました。
 「私には何もできない」その無力感と現実は、今の私の原動力になっています。

 あの日から5年。中学生だった私も高校を卒業します。
 あの時の私には何もできなかったけれど、今の私には、私だけではなく、私が伝えたことを実現しようとしてくれる仲間がいます。同じ目標を持つ日赤の先輩がいます。

 近い将来起こるといわれる大地震と一番向き合っていかないといけないのは、まだ今は学生である私たちかもしれません。
 自分の命を守るため、隣にいる大切な人を守るためにできることを私と一緒に探しませんか。

あなたのご協力が必要です!

 日本赤十字社の事業は赤十字の人道的使命に賛同する全国各地の多くのボランティア活動に支えられています。 赤十字ボランティアにはさまざまな活動があり、地域性や特殊性、平時から災害時における活動まで、さまざまな場面での活躍が期待されます。
 ボランティアにご興味のある方、奉仕団と一緒に活動してみたい方は、下記の連絡先、奉仕団担当までお問合せください。

  • ボランティアの種類・奉仕団によって現在募集をしていないものがございます。

お問い合わせ・申込先

日本赤十字社広島県支部 組織振興課
TEL:082-545-5011 FAX:082-240-2741
平日 8:30~17:00

皆さまからいただいたご寄付は、ボランティアの育成にも使われています。

他の方法で協力したい方に