脳虚血
脳に行く血液の流れが一時的に少なくなり、気が遠くなるか気を失うことを脳虚血といいます。
普段から比較的血圧の低い人が、気温の高い所で長時間立っていたり、湯ぶねから急に立ち上がったり、神経質な人がひどく驚いたり、恐れたり、精神感動によって起こることがあります。
そのほか、急に多量の血液や水分を失ったときにも起こります。
症状
- 顔が蒼白になります。
- 冷や汗をかきます。
- 皮膚が冷たくなります。
- 脈が弱くなる。普通、遅いことが多い。
- めまいや気が遠くなることを訴えます。
- 手足の感覚がなくなるような訴えがあります。
手当
- 水平か、または足の方を高くして寝かせます。
- 気道を確保できる体位を保ちます。
- 衣類や、体をしめつけているものを緩めます。
- 保温をします。
- 倒れたときに、けがをしていないか調べます。
- 回復が遅いときには、別の病気がないか医師の診療を受けさせます。