ホームページ > 東日本大震災活動レポート > ボランティア > 被災地を笑いでエール福島県支部がチャリティー寄席

東日本大震災活動レポート

ボランティア

被災地を笑いでエール
福島県支部がチャリティー寄席

11/05/12

「我慢強い東北の人たちに少しでも笑顔になってもらえたら」

 ―福島素人落語会のメンバーと日本赤十字社福島県支部は4月30日、福島市民の憩いの場である「御倉邸」でチャリティー寄席を開催。会場に入り切らないほどの観客に、楽しい落語を届けるとともに、震災での赤十字の活動などを紹介しました。
(写真:「みそ家笑遊」の高座名をもつ川越さんがゆかいな落語を披露)

 今回の寄席は落語会のメンバーの一人、川越俊哲さんが支部に相談を持ちかけたことから始まりました。 「5月に予定していた記念落語会が震災で中止になってしまいましたが、磨いてきた腕でみんなを笑顔にしたい」。何度か相談を重ねるうち、協力し合うことが決まりました。
 当日、川越さんの心配をよそに会場は超満員に。途中、震度3の余震が発生し、昭和2年に建てられた御倉邸もきしみましたが、演じていたメンバーの「すずめ」さんは「みんな、根拠はないけど、大丈夫よ!」とトラブルさえも笑いに変えてしまいました。
(写真:すずめさんのアドリブで緊張状態が一転)

 救護服を着た赤十字スタッフも高座に上がり、赤十字誕生の逸話や東日本大震災での活動などを紹介。
 「こころのケアにみなさんで取り組みましょう」と呼びかけると、会場からは大きな拍手が寄せられました。
(写真:救護服姿で高座に上がるのは史上初?)