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東日本大震災活動レポート

ボランティア

赤十字広報特使(女優・藤原紀香さん)の活動(7)
福島県の仮設住宅に防寒用品と笑顔届ける(10月30日)

11/11/09

「風評被害を吹き飛ばしましょう」
JAまつりで呼びかけ


 30日午前、福島市内で開かれた「JAまつり2011」にサプライズゲストとして参加しました。会場となったJA福島ビル前の特設会場ではさまざまな出店が並び、朝から多くの市民の皆さんでいっぱいです。紀香さんが舞台に立つと、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。吾妻雄二組合長と菅野孝志専務らとトークイベントで、福島県産の米を握ったおにぎりやりんごなどを頬張った紀香さんは「おいしい」を連発。「寒さも風評被害も吹き飛ばすように、みんなで福島の元気、明るい福島を発信していきましょう」と呼びかけました。
 会場では大勢の来場者に握手を求められるなか、会場内のたくさんの出店を回って、農家のお母さんたち手作りの料理を味わいました。

浪江町のみなさんに炊き出し
健康教室でリラクゼーションも

 同日、原発事故を受けて避難してきた浪江町の皆さんが住む南矢野目仮設住宅(福島市、208戸)を訪問しました。
紀香さんから「冬場対策セット」を受け取った黒木俊幸自治会長は、「みんなで元気を取り戻していきたい」とあいさつ。赤十字奉仕団やボランティアによる炊き出しを手伝った紀香さんは、入居者一人一人に豚汁と混ぜご飯を手渡しながら、励ましの声をかけました。仮設住宅近くのスーパーに最近就職が決まったと語る若い女性には「よかった、がんばってね」と笑顔で激励しました。
 集会所で開かれた日赤福島県支部の「にこにこ健康教室」にも参加し、高齢者の方々へのリラクゼーションを手伝いました。手馴れた手つきで参加者の背中をさする紀香さんに、周囲から「上手だねぇー」「私にもやってほしい」と声がかかりました。
 入居者の自宅も訪問。「原発のために、家に帰れないのが、残念」「原発事故のために福島が差別されるのが、一番ひどい」などの切実な声に、「全国の人たちが応援していますよ」と励ましました。

職員のがんばりを胸に、これからも被災地訪問
福島赤十字病院の患者さんらに励まし


 警戒区域への一時帰宅者集合場所に、現在も救護班を派遣している福島赤十字病院も激励に訪れました。高齢の患者さんや、出産したばかり、あるいはこれから出産をする皆さん一人一人に「寒くなるから風邪を引かないでくださいね」「無理をしないでね」と声をかけながら病室を回りました。また、集まった病院の職員に「救護の最前線で、たくさんの患者さんを手当てしてこられた皆さんのがんばりを胸に刻み、これからも被災地を訪問していきます。ともにがんばりましょう」と呼びかけました。