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東日本大震災活動レポート

ボランティア

赤十字広報特使(女優・藤原紀香さん)の活動(5)
3度目の被災地訪問(7月23日)

11/07/27

石巻市立湊小学校 暑さ対策の講習会に参加

 被災直後は1500人が避難していたという石巻市立湊小学校。現在も教室などで約140人が生活しています。
 体育館で行われた日赤の暑さ対策講習会に参加して、クールタオル作りに取り組みました。100㏄ほどの水とレジ袋、そしてタオルを使って、冷たいタオルを作ります。これを首筋などに当てると熱中症の予防になります。「これから一番心配なのは暑さです。体に気をつけてください」と被災者の方々の間をまわりながら、語りかけました。

塩釜ガス体育館 リラクゼーション中に地震発生

 塩釜ガス体育館(塩釜市)で行われた暑さ対策講習会にも参加。全国赤十字ビューティーケアボランティア連絡協議会の今野清子会長とともに、被災した市民の方々などにリラクゼーションを行いました。その最中に震度5弱の地震が起きて、館内は騒然。でも、紀香さんは目の前の女性を「大丈夫ですよ」と抱きしめ続けました。「私もこわかったけれど、それ以上に皆さんは不安な気持ちだと思います」(紀香さん)。
 講習会には塩釜青年会議所が協力。メンバーと一緒に紀香さんもかき氷を作り、集まった市民にふるまいました。(写真:一人ひとりと話をしながらリラクゼーションを行う (C)Ichigo Sugawara)

仙台市立八軒中学校 合唱『あすという日が』に感動!

 紀香さんが「是非会いたい」と願っていた仙台市立八軒中学校の吹奏楽・合唱部も訪ねました。出場予定だったコンクールを震災のために欠場。同校の武道場に避難している市民を元気づけるために「音楽のつどい」を開催し、そこで歌った合唱曲『あすという日が』がいま全国で大きな反響を呼んでいます。7月6日にはCDが発売されました。
 「みんなの歌声が地域、日本、世界に広がり、復興の原動力になることでしょう」という紀香さんの励ましに対する生徒たちのお礼は、もちろんこの歌。初めてこの歌を聞いた時、歌に込められた想いが胸に響いて涙が止まらなかったという紀香さんは、この日も涙を流しながら、生徒たちの澄んだ歌声に聞き入りました。(写真:仙台市立八軒中学校の吹奏楽・合唱部の生徒たちと)