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東日本大震災活動レポート

教育支援

被災地共同仮設校舎に日赤が体育館を

11/09/22

波で壊滅的被害を受けた岩手県大槌町に、5つの小中学校が入る応急仮設校舎が完成しました。日本赤十字社は海外の赤十字から寄せられた救援金をもとに、体育館の建設費用を出資。9月15日の開校式には、岩手県支部の事業推進課長谷川課長が出席しました。
(写真:赤十字社とみんなをクロスするクマ"Crokuma"も贈呈されました)

仮設校舎で学ぶのは、大槌小学校、大槌北小学校、赤浜小学校、安渡小学校、大槌中学校の児童・生徒735人。これまで町内や隣町の施設を間借りして授業を行っていましたが、これからは浸水区域を避けて大槌ふれあい運動公園多目的広場に建てられた校舎が新しい学び舎になります。

 日赤の体育館建設支援は、大震災で多くのものを失った子どもたちに笑顔を取り戻してもらおうと実施している「日赤キッズクロスプロジェクト」の一環です。体育館の名前は児童・生徒の公募で、スマイル体育館に決定。今後、屋内体育やクラブ活動、学校ごとの集会活動などに利用されます。

 大槌小学校6年生の新田亮介さんは、「これまでのつらい経験を乗り越えて、これからは新しい校舎でたくさんの思い出をつくっていきたい」と抱負を述べています。
 日赤は今後もプロジェクトを推進し、子どもたちに笑顔を届ける事業を行っていきます。
(写真:完成した体育館。早くも「スマタイ」の愛称で親しまれているとか)