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東日本大震災活動レポート

血液センターの活動

命をつなぐ血液リレー

11/04/20

 「いろいろ悩んだり、考えたりするだけでは、前へ進むことはできない。できることから、“とりあえずやってみろ!”という気持ちで働いています」と表情を引き締めるのは、山形県赤十字血液センター供給課の佐藤さん。福島県で輸血用血液を受け取り、山形まで血液運搬車のハンドルを握ります。

 東日本大震災により影響を受けた東北地方の血液センターを支援するため、日本赤十字社では西日本、関東甲信越から集まった血液を血液運搬車で東北地方へ届けています。

 有効期限がある輸血用血液を安全に、安定的に医療機関へ供給するため、東北地方を除く全国血液センターから東京都血液センターに毎日血液が届けられます。こうして集められた350個以上の輸血用血液を、東京都血液センターが約2時間半をかけて東北自動車道の栃木県矢板インターチェンジまで運び、福島県赤十字血液センターにバトンタッチ。さらに福島県センターが宮城県白石インターチェンジで、宮城県、岩手県、山形県の各血液センターに預けています。