赤十字NEWS LETTER Vol.19

日頃から日本赤十字社の活動にあたたかいご支援をいただき、ありがとうございます。きょう5月8日は赤十字の創始者アンリー・デュナンの誕生日にちなんだ「世界赤十字デー」です。

日赤は本年度から俳優の上白石萌音さんを公式アンバサダーに迎え、
「赤十字は、動いてる！SAVE365」を合言葉に、広報キャンペーンを展開していきます。

今回のメールマガジンは「赤十字運動月間」や関東大震災から100年の特別企画「温故備震」などの情報をお届けします。

5月は「赤十字運動月間」です

毎年5月は「赤十字運動月間」です。テレビCMや特設サイトなどを通じて、365日動き続ける赤十字の活動をお伝えし、皆さまに継続的なご支援をお願いしています。

日赤は災害救護活動をはじめ、命を救う・命を守るための知識や技術の普及、地域に根差した活動を行うボランティアや青少年の育成、海外で発生した人道危機への支援など、さまざまな活動を行っています。

特設サイトでは公式アンバサダーの上白石萌音さんや、雑誌のPOPEYE、anan、Hanakoと一緒に、日赤の日々の取り組みを紹介しています。

発災時、すぐにチームを派遣！　日赤救護班とは

災害が起きると、日赤は医師や看護師らで編成する「救護班」をいち早く現地に派遣します。全国に485班（2022年現在）あり、普段は病院などでの業務を行いながら、研修や訓練を通じ、医療救護に必要な知識や技術を身に付けているチームです。

東日本大震災、熊本地震などの被災地に救護班の一員として派遣された医師・看護師の体験談や、活動実績を特集しました。

トルコ・シリア地震　紛争の爪痕も残るシリアで求められる支援とは

日赤はこれまでも国際赤十字を通じて、紛争下のシリアで、シリア赤新月社が行う巡回診療などの人道支援活動を支えてきました。そのような中、今年2月に大地震が発生し、シリアの人道危機は深刻さを増しています。

現状の把握と今後必要となる支援を確認するため、同国被災地のアレッポとラタキアに入った日赤職員のリポートをお届けします。

写真はシリアでも特に被害の大きい都市アレッポ。現地には食料や仮設住宅セット、衛生キット、医薬品などの救援物資が運び込まれました。

関東大震災から100年 特別企画「温故備震（おんこびしん）」

1923年の関東大震災から今年で100年。ウェブ上の博物館「赤十字WEBミュージアム」では、特別企画「温故備震（おんこびしん）～ふるきをたずね明日に備える～」を公開しています。

「温故知新」を言い換えて「温故備震」と題した本企画には、100年前の震災を振り返ることで来たる災害に備えてほしい、という願いを込めました。

日赤に残る当時の写真や記録を基に、多くの命をつないだ救護所の様子、感染症対策、世界からの支援、ボランティアの活動など、先人の取り組みに迫ります。

東京・港区の日赤本社1階「赤十字情報プラザ」では、特別企画から厳選した史料をご覧いただけます。事前にご予約の上、ぜひご来館ください。

宮城野親方（元横綱・白鵬）が献血運搬車を寄贈

「昭和の大横綱」大鵬の納谷幸喜さんは1969年から40年にわたり、計70台の献血運搬車「大鵬号」を全国の血液センターに寄贈されました。

この支援活動は、納谷さんを「角界の父」と慕う宮城野親方（元横綱・白鵬）に受け継がれ、2017年に「白鵬号」が誕生。さらに今年、2台目となる「白鵬号2」の贈呈式が行われました。

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。

日本赤十字社の公式SNSでは、さまざまな情報をSNSのフォロワーの皆さまにお届けしています。ぜひこの機会にフォローいただき、わたしたちの活動をご覧ください。