赤十字NEWS LETTER Vol.16

日頃から日本赤十字社の活動にあたたかいご支援をいただき、ありがとうございます。

毎年12月の「NHK海外たすけあい」キャンペーンが、きょうから始まりました。40回の節目を迎えた今年のテーマは「誰も取り残さない。紛争からも飢餓からも。」です。脆弱な環境下で暮らす人々の生活は厳しさを増しています。

今回のメールマガジンは「NHK海外たすけあい」のご案内と、理想の終活への取り組み、日赤の創設者・佐野常民の生誕200年特別企画などの情報をお届けします。

誰も取り残さない。紛争からも飢餓からも。
「NHK海外たすけあい」 12/25まで

世界各地の苦しむ人々を救いたい。日本赤十字社とNHKは毎年、「NHK海外たすけあい」キャンペーンを実施しています。

長引くコロナ禍、ウクライナでの武力紛争など、大きく報道される情報の陰で、食料危機が深刻化するアフリカをはじめ、目の届かない場所、支援の手が届かない場所が生まれています。関心の差が支援の差になってはいけない。今年も皆さまのご協力をお願いします。

キャンペーン特設サイトでは、あなたのご寄付でできる支援や、世界各地から届いた「ありがとう」の声などをご紹介しています。

過去数十年間で最も深刻なアフリカの食料危機

ウクライナで起きている武力紛争の影響で、世界的な食料不安が広がっています。自然災害や政情不安に加え、小麦の85%をロシア、ウクライナからの輸入に依存するアフリカのサハラ以南諸国では、過去数十年間で最も深刻な食料危機が発生し、多くの人々が飢餓や栄養失調に直面しています。

国際赤十字は実態を把握するためにアフリカ各地で調査を実施。ケニアに派遣された日赤職員に、現地の状況と赤十字の活動を聞きました。

希望の最期を考える　後悔しない、させない終活

静岡県の伊豆赤十字病院に併設された看護小規模多機能型居宅介護事業所「レクロス小立野」。ここでは施設利用者が希望通りの“最期”を迎えられるように、伊豆赤十字病院が作成に協力した伊豆市の終活ツール「もしもシート」を活用しています。

最期を迎えたい場所、延命治療の有無など本人の意思をシートに記録することで、見つかる気づきとは。理想の終活に向き合う利用者とその家族、職員の声をご紹介します。

「なるほど！」と思わずひざを打つ、献血豆知識

献血にまつわる豆知識を4本まとめてお届けします。
（1）他の血液型に輸血できる【万能血】はあるの？
（2）献血後に分かる【検査結果】を活用しよう！
（3）成分によって【保管温度】は違うの？
（4）輸血用血液に【放射線照射】するワケとは？

佐野常民生誕200年～日本赤十字社を創った男の素顔

しぶとく、めげず、あきらめない―。日赤の創始者・佐野常民の生誕200年を記念し、ネット上の博物館「赤十字WEBミュージアム」では、史料を通して佐野の生涯をたどる特別企画を公開しています。伊藤博文、大隈重信、渋沢栄一ら有力者を粘り強く説得して支援を取り付け、人の命を救う仕組みづくりに生涯をかけた、佐野の実像に迫ります。

東京・港区の日赤本社内「赤十字情報プラザ」では、特別企画から厳選した史料をご覧いただけます。ご来館の際は事前のご予約をお願いします。

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。

日本赤十字社の公式SNSでは、さまざまな情報をSNSのフォロワーの皆さまにお届けしています。ぜひこの機会にフォローいただき、わたしたちの活動をご覧ください。