【赤十字NEWS LETTER】東日本大震災から11年

救うを託されている。

赤十字NEWS LETTER Vol.12

東日本大震災から11年が経ちました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
未来のあなたと、あなたの大切な人のいのちを守るために、“今”、災害への備えを始めましょう。

「ACTION！防災・減災」プロジェクト開催中　(3.1～3.31)

日本赤十字社は昨年、東日本大震災から10年を機に、皆さまと共に災害に備えるプロジェクト「ACTION！防災・減災」をはじめました。今年の特設サイトでは、昨年皆さまから寄せられた「災害への備え」をご紹介しているほか、必要な備えをチェックできるコンテンツもご用意しています。今すぐできる防災・減災のヒントが隠されていますので、ぜひご覧ください。

「#あなたの備えがみんなの備えに」キャンペーンに参加しよう！

「ACTION！防災・減災」プロジェクトの一環として、今年もTwitterで「#あなたの備えがみんなの備えに」キャンペーンを実施中です。皆さまが災害に備えて行っていることをTwitterに投稿いただくと、1ツイートまたはリツイートにつき100円が、賛同企業から日本赤十字社の防災・減災などの活動に寄付されます。皆さまのアイデアをお待ちしています。

「東日本大震災」を語り継ぐ、JRCオンライン語り部LIVE

東日本大震災から11年。
当時、未就学児だった子どもたちも中学生・高校生になりました。そして震災後に生まれた多くの小学生は被災の状況をほとんど知りません。日赤宮城県支部では、当時被災した方が語り部となり、全国のJRC（Junior Red Cross：青少年赤十字）加盟校の小中高校生を対象に、東日本大震災の教訓を伝える「オンライン語り部LIVE」を行っています。
今回は、当時中学生だった語り部が「小・中学生にできること・やるべきこと」について語ります。

一緒に乗り越えよう。また、笑顔になるために。

新型コロナウイルスの感染拡大により、日本赤十字社もこれまでと同様の活動を続けるのが難しい状況のなか、多くの方から温かいご支援をいただき、いのちを救うための活動を途切れさせることなく続けることができています。
そして、第６波が拡がりをみせる今、更なる感染拡大防止のため、若い世代の職員やボランティアから同世代の若者に向けたメッセージ動画を制作しました。WebCMの４篇では、女優で歌手の上白石萌音さんが声でご出演くださっています。
皆さまのいのちと、皆さまの大切な方のいのちを守るために、何が大切かー。ぜひご覧ください。

日本赤十字社がコロナ禍の若者の意識を独自調査

日本赤十字社では全国の高校生、大学生（大学院生）およびその保護者、教員各100人を対象に「コロナ禍がもたらした心の変化」を独自調査しました。調査で明らかになったのは、コロナ禍において半数もの若者が「無気力感」に陥っていたこと。中には「孤独」を感じ、精神的に追い込まれた若者も存在していました。ところがそうした不安については保護者にほとんど相談されていない実態が・・・。心の変化をキャッチするのが難しいこの世代に、大人たちはどのように寄り添っていけばよいのでしょうか。そして、大人たち自身も、このコロナ禍のストレスをどう乗り越えていけばよいのでしょうか。心のケアの専門家がアドバイスします。

ウクライナ人道危機救援金

ウクライナ各地で激化している戦闘により、多くの一般市民が周辺国などに避難を余儀なくされています。ウクライナ赤十字社をはじめとする各国赤十字・赤新月社、国際赤十字連盟（IFRC）、赤十字国際委員会（ICRC）が連携し、赤十字全体でこの危機に対応するとともに、すべての紛争当事者に対し国際人道法の遵守、とくに一般市民の保護、人道支援のアクセスの確保を強く訴えています。

日本赤十字社では、ウクライナ国内および周辺国で国際赤十字が実施する救援活動を支援するため、救援金の受付を開始するとともに、2000万円の資金援助を決定しました。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。