【赤十字NEWS LETTER】新年のご挨拶

救うを託されている。

赤十字NEWS LETTER Vol.11

新年、いかがお過ごしでしょうか。旧年中は、長引くコロナ禍で困難な状況が続くなか、日本赤十字社に温かいご支援をお寄せいただき誠にありがとうございました。一刻も早い感染症の終息を祈りつつ、日本赤十字社は皆さまから託された「救う」活動を続けてまいります。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶「“分断”を乗り超える“連帯”」

日頃からご支援くださる皆さまに、日本赤十字社社長大塚義治より、新年のご挨拶を申し上げます。「私たちは、『新型コロナウイルスに立ち向かうために必要なのはワクチンや薬だけではない。この“人々が支えあう力”が最大の武器となるのだ』と気づかされました。“分断”を乗り超える“連帯”こそが、我々が手に入れるべきものだと思うのです。（中略）日本赤十字社は、これからも世界の仲間たちと手を携え、地道に活動を続けてまいります。本年も、これまで同様、温かいご理解と力強いご支援をたまわりますよう、よろしくお願い申し上げます。」

はたちの献血キャンペーンがはじまりました！

コロナ禍において、献血へのご協力をいただいている皆さまに改めて御礼申し上げます。冬は献血にご協力いただける方が減少しがちな季節ですが、がんや白血病などの病気、事故により輸血を待っている方々がいらっしゃいます。また、輸血に使用する血液は人工的に造ることも、長期保存することもできないため、日々多くの方のご協力を必要としています。日本赤十字社では、2月28日まで「はたちの献血」キャンペーンを行っています。特設WEBサイトでは、献血に関する情報のほか、山之内すずさん、ぺこぱのお二人によるCM動画などをご用意しています。ぜひご覧いただくとともに、引き続き献血へのご協力をお願いいたします。

疑問解消！コロナ禍の「献血」ガイド

「ワクチンを打ったら献血できないの？」「コロナに感染すると献血できないらしいよ」。そのような不確かな情報によって献血をためらっていた方にお伝えしたいことがあります。ワクチンを接種した方も、過去に新型コロナウイルスに罹患された方も、一定の基準をクリアすれば献血いただくことができます。ぜひご確認ください。

最後まで、幸せを守りたい。
～家族の時間、家族の思い出を奪っていく新型コロナ～

特別養護老人ホームで余生を暮らし、最期を迎えること。超高齢化社会の日本で、それは特別なことではありません。しかしコロナ禍の福祉施設では、大切な家族の時間や思い出が奪われていく事態となりました。日赤福岡県支部特別養護老人ホーム「やすらぎの郷」で暮らす山崎和子さんに毎日会いにきていた夫の清さん。一昨年の２月から面会制限が続き、ようやく透明なアクリル板越しで面会ができたとき、和子さんは清さんに不審そうな眼を向け、顔を背けて「お父さんが来ん」とつぶやきました。「少しでも早く、お二人を会わせてあげたい、職員は皆、そう思っていました。コロナが奪ったもの、コロナで犠牲になったことは、あまりに大きいと感じています」と、やすらぎの郷の職員は語ります。ホーム入所者とそのご家族の心を守ろうとした日本赤十字社の取り組みをご紹介します。

「クロス体操」でリフレッシュ！

コロナ禍における外出自粛や在宅ワークの中で、筋力低下や生活習慣病、気分の落ち込みなどが問題になっています。また、厚生労働省は日々の生活に10分の活動をプラスすることで「がん発症を3.2％」「ロコモ*・認知症の発症を8.8％」低下させる可能性があることから、10分程度の軽い運動を推奨しています。これらの社会的ニーズに着目し、日赤岡山県支部が、音楽に合わせて軽い運動を楽しめる動画「クロス体操」を作成、支部公式YouTubeで公開しました。ぜひ皆さまもお試しください。

*ロコモティブシンドローム：加齢による運動器障害で寝たきりの危険性が高い状態を示す名称

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。