【赤十字NEWS LETTER】防災・減災プロジェクト第２弾！災害時の逃げ遅れにつながる心の働きとは？

救うを託されている。

赤十字NEWS LETTER Vol.9

いつも日本赤十字社の活動をご支援くださり、誠にありがとうございます。８月の大雨により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。これまでに経験したことのない自然災害が頻発する今、いのちを守るためには適切な避難行動をとることが重要です。日本赤十字社は、一人でも多くのいのちを救いたいとの思いから、９月１日の防災の日に合わせて防災・減災に関する啓発プロジェクト「ACTION！防災・減災－命のために今うごくー」の第２弾をはじめます。今回の赤十字NEWS LETTERでは、このプロジェクトのご紹介や各地で開催している赤十字防災セミナーの様子、国内外の赤十字ボランティアが行っている新型コロナウイルスのワクチン接種支援などについてお伝えします。

「ACTION！防災・減災」プロジェクト第２弾！ 9.1～9.30

災害が起きた時の逃げ遅れにつながってしまう、私たちの心に備わる働きをご存知ですか？今回の「ACTION！防災・減災」では、発災時に適切な避難行動をとっていただけるよう、逃げ遅れにつながる2つの心理「正常性バイアス」「同調性バイアス」について皆さまにお伝えします。プロジェクトの特設サイトでは、2つの心理をわかりやすく説明した絵本動画「不安が見えなくなるメガネ」と併せて、さまざまな災害への備えについてご紹介しています。ぜひ特設サイトをご覧ください。

「#SNS情報レスキュー」はじめました

日本赤十字社のSNS公式アカウントでは、災害の前後や、季節によって起こりやすい病気・事故の心配がある時に、いのちを守るために大切な情報を発信する「#SNS情報レスキュー」をはじめました。ご自身や大切な人のいのちを守るため、ぜひSNS公式アカウントをフォローしてください。

「自助」と「共助」の力でいのちを守る。各地で「赤十字防災セミナー」を開催

東日本大震災など過去の災害の経験から、災害が大規模になるほど、公的機関による支援である「公助」が行き届きにくくなるため、日々の暮らしの中で個人や家族が備えておく「自助」と、地域のみんなで助け合う「共助」を向上させることが、いのちを守るために重要だということが分かっています。日本赤十字社は「自助」と「共助」の力を高めるために各地域で「赤十字防災セミナー」を開催し、地域で起こりうる災害やその被害、避難所での課題に対する備えなどについてお伝えしています。参加された方からは「学んだことを家族や地域で共有したい」などのお声をいただき、防災・減災の輪が広がっています。

「今こそ私たちが動くとき！」
赤十字ボランティアが、ワクチン集団接種を支援

全国各地で新型コロナウイルスのワクチン接種が行われるなか、赤十字ボランティアがその支援を行っています。接種後の経過観察などに不可欠な、専門知識を持った人員が不足していることを受け、日赤宮崎県支部では看護資格を持つメンバーで構成される看護赤十字奉仕団が活躍。ワクチン接種者の不安を和らげるようなお声がけや、不調を訴える方に対して速やかに血圧測定等の処置を行うなど、「今こそ私たちが動くとき！」との思いで支援にあたりました。

３度目のロックダウンに疲弊するマレーシアで、社会的弱者のワクチン接種をサポート

一時は人口あたりの新規感染者数がインドを超えたマレーシアでは、マレーシア赤新月社がワクチン接種プログラムの国家タスクフォースのメンバーに任命されています。寝たきりなどで接種センターに足を運べない方のために同社の医師・看護師のボランティアチームが自宅を訪問してワクチン接種を行ったり、接種センターへのアクセスが難しい地域に移動クリニックを派遣したりと、社会的弱者を守ることを使命に活動しています。現地の様子を国際赤十字・赤新月社連盟アジア太平洋州地域事務所で働く職員がレポートします。

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。