【赤十字NEWS LETTER】対策の点検を！豪雨災害や熱中症・水の事故

救うを託されている。

赤十字NEWS LETTER Vol.8

このたびの大雨による災害の被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。台風シーズンにかけて、引き続き大雨や台風による災害にご注意いただくとともに、これから本格的な夏を迎えるにあたり、暑さやマスク着用による熱中症、川遊びなどによる水の事故にも注意が必要です。今回の赤十字NEWS LETTERでは、今年の夏を皆さまに安全にお過ごしいただけるよう、夏の災害・事故の対策方法について、最新のポイントをお伝えします。

水害発生時の避難シミュレーション

台風シーズンにかけて発災リスクが高まる洪水や土砂災害。年々、台風の出現頻度や局所豪雨の発生回数・降水量は増加傾向にあり、「今まで水害に見舞われたことはないから」という固定概念は通用しなくなっています。お住まいの地域のハザードマップを確認したうえで、水害時に避難するときの服装や、忘れると不便なものを確認しておきましょう。架空の家族の行動から、避難のポイントをご覧いただけます。

コロナ禍に潜む熱中症の危険

暑い日が続くなか、マスクの着用や自粛生活で体調管理が難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。マスクをしていると熱が体内にこもったままになり、気付かないうちに脱水症を引き起こし、熱中症になる危険があります。また、在宅時に換気をすると部屋の温度が上がるため、エアコンの温度をこまめに調整するなどの注意が必要です。コロナ禍で危険性が高まる今だからこそ、その症状から手当ての方法、予防方法について改めて確認しておきましょう。

コロナ禍で増える水難事故。各地で講習会を開催

感染症拡大防止のために、全国の小学校で水泳の授業を中止にせざるを得ない状況が続いており、昨年の水難事故の件数は４年ぶりに増加しています*。日本赤十字社では感染症対策を行いながら、親子や教職員などを対象に、水の事故が起きた場合の対応について学ぶ講習会を全国各地で開催しました。以下のWEBサイトでは、講習会の内容の一部である、水の事故防止のためのポイントについてご確認いただけます。

* 出典：警察庁「令和２年夏期における水難の概況」

大阪コロナ重症センターで働く日赤看護師

一時は医療崩壊寸前だった大阪で、医療体制を守り抜くための砦となったのが「大阪コロナ重症センター」です。看護師が全国から集まるなか、そこには日赤看護師の姿も。同センター看護師長は「ここの看護師たちは、自ら手を挙げて参加してくれた方がほとんど。全国から大阪に来てくださって本当に感謝しています」と語ります。過酷と思われる現場にどのような思いで駆け付けたのか、日赤看護師の声を紹介します。

7月「愛の血液助け合い運動」実施中

家庭内感染を防ぐために

日本赤十字社では、病気やけがなどで輸血を必要としている患者さんのいのちを救うため、16～69歳まで^※の健康な方に献血のご協力をお願いしています。コロナ禍においても、通常医療は変わらず続けられており、医療現場における血液製剤の必要性が変わることはありません。ぜひご協力をお願いします。

※65歳以上の方は60～64歳の間に献血経験がある方に限る

献血Web会員サービス「ラブラッド」にご登録済みの方は、献血会場での密集を避けるために事前予約のご協力をお願いします。

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。