【赤十字NEWS LETTER】NHK海外たすけあいキャンペーンが始まりました

救うを託されている。

赤十字NEWS LETTER Vol.4

いつも日本赤十字社の活動にあたたかいご支援をいただき、ありがとうございます。いよいよ2020年も最後の一か月を迎えました。皆さまにとって、今年はどんな一年でしたか。

今年、世界は未曾有の感染症に直面し、未だ世界中がウイルスと戦っています。海を越え、国境を越え、瞬く間に世界中に広がった新型コロナウイルス感染症。例年以上に「世界はつながっている」、「世界中で助けあわなければいけない」と感じた方が多いのではないでしょうか。

今回の赤十字NEWS LETTERでは、12月１日から始まる「NHK海外たすけあい」キャンペーンのご紹介と、日本赤十字社の世界での活動について、お伝えします。

NHK海外たすけあいキャンペーンが始まりました！12.1～12.25

12月１日から、世界の紛争や災害、病気で苦しむ人々を救うためのNHK海外たすけあいキャンペーンが始まりました。特設サイトでは、日本赤十字社が世界各国で行っている活動報告のほか、感染症と戦い、世界を救う小さなヒーローたちの物語を紹介する動画「Little Heroes」や、コロナ禍におけるこれからの社会やビジネス、環境の変貌について討論する番組配信などをご用意しています。ぜひ、ご覧ください。

南アジア洪水災害に見る「ウィズコロナ」の支援

コロナ禍においても、洪水や干ばつ、地震や台風などの自然災害は容赦なく発生します。今年６月、インド、ネパール、バングラデシュなど南アジアで、モンスーンの大雨による洪水が発生。東京都の総人口を超える約1750万人が被災し、発災直後から救援活動が始まりました。そのとき活躍したのは日本赤十字社の「給水・衛生災害対応キット整備事業」の研修を受けたバングラデシュのボランティアたち。給水キットを組み立て、各家庭に安全な水を供給しました。感染症により人の移動を介した支援が限られているいま、個人やコミュニティの「自助」・「共助」の力を育む日本赤十字社の支援は、その重要性を増してきています。

日本赤十字社の支援を受けるハイファ病院がベイルート爆発事故の負傷者救護に尽力

８月にレバノン・ベイルートで発生した爆発事故。死者は190人以上、負傷者は6500人以上にのぼり、日本赤十字社が医療技術支援を行うパレスチナ難民キャンプ内のハイファ病院にも、負傷した一般市民が詰めかけました。規模が小さいハイファ病院にとって、限られたマンパワーと医療資源でできるだけ多くの患者さんのいのちを救わなければいけないという状況でしたが、ハリール院長は「日本赤十字社の医療チームが指導してくれたノウハウが大いに役立ちました」と謝意を表明。同病院での指導経験がある大阪赤十字病院の山田医師が、現地の様子について語りました。

日本赤十字社の活動を、ご寄付でご支援ください。

日本赤十字社の活動の多くは、皆さまのご寄付により行っています。皆さまの、いのちを救いたいという思いをご寄付としてお預かりし、わたしたちはいのちを救い続けます。ぜひ、継続的なご寄付でご支援いただけましたら幸いです。新型コロナウイルス感染症の影響により、お住まいの地域や金融機関窓口など対面方式でのご協力が難しい皆さまは、インターネットでご寄付いただくことも可能です。