ルワンダ気候変動等に対するレジリエンス強化事業
「アフリカの奇跡」とも呼ばれるルワンダ共和国。急速な経済成長を続ける東アフリカのルワンダで、日本赤十字社はルワンダ赤十字社と協力し、災害や貧困に苦しむ人びとへの支援事業を実施しています。事業対象地のルワンダ南部、ギサガラ郡では、安全な飲料水や清潔なトイレが不足し、遠くまで水汲みに通う子どもたちの学校に行く機会を奪っています。多発する災害、慢性的な栄養不足や貧困も大きな社会問題です。本事業では、住民が主体となって地域のさまざまな課題に取り組み、他のコミュニティのロールモデルとなることを目指す「モデルビレッジアプローチ」という手法を用い、これらの危機に人びとが適切に対応し、将来の危機を予防・軽減するための力をつけるよう支援しています。
2019年の事業開始から2年半、事業対象地の様子も少しずつ変わってきています。人びとは、村に組織された住民会や巡回宣伝車(モバイルラジオ)を通して、感染症、衛生、栄養について学び、家庭菜園を作って毎日の食事に野菜を取り入れる、家畜を飼育する、衛生的なトイレを作るなど、生活環境を改善することに自ら積極的に取り組むようになってきています。村に共同水栓を建設する計画も進みつつあります。
5年間の予定で開始した本事業は、2022年に中間地点を迎えます。地域の赤十字やボランティアとともに、より一層、地域や住民のレジリエンスを高めるための取組みを強化していきます。
新着情報
2021 年 8 月 25 日:「野菜の日」とアフリカのベジタブルガーデン
2021 年2月 24 日:ルワンダ、あおぞら料理教室の開催