萩市立川上小・中学校で命守会(日赤県支部と気象の専門家)による防災ワークショップを実施しました

平成30年12月4日、萩市立川上小学校5・6年生と、中学全校生徒16人を対象に、「いのちを守る防災教育を推進する会 略称:命守会(めいしゅかい)」による大雨防災ワークショップ「経験したことのない大雨 その時どうする」を行いました。

まず、下関地方気象台の平松和馬氏が、川上地区のように山に囲まれた地域は特に雨が多いことを、雨はどうして降るのか、雲はどうやってできるのかを交え講義しました。

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次に、当支部事業推進課の加久真理子による90分間のワークショップを行いました。

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「非常に激しい雨」とはどういった状況か。歩道の側溝から噴き出す雨水や、氾濫する河川の様子、土石流の起きる瞬間を映像で確認し、その後は、川上地区のハザードマップを広げ、自分たちが生活する地域の地形や、避難所の場所などを確認しました。

ワークショップに移り、大雨が予想される日の前日から当日にかけて、どのような準備・行動が必要なのか。家族構成や住居環境によって異なる避難方法や経路、日ごろから備えておくべき物や自分でできることなどの意見をグループで出し合い、災害時には自ら考え、行動することが大切であると学びました。

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中には、こちらも想定していなかったユニークな答えが飛び出しました。

「避難するときに足元が悪いだろうから、安全を確認するための長い棒を準備しておく」「避難所に行ったら直ぐに食料がもらえないかもしれないから家でごはんをたくさん食べてお腹をいっぱいにしておく。」「自分の家は一階建てだから、前の日からホテルに泊まる。」「家族に車椅子の人がいるから、直ぐに避難できるように車椅子は先に車に乗せておく。」など。

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ワークショップの最後には、家族でハザードマップを確認すること、日ごろから家族や地域で話し合い、準備しておくことの大切さを改めてお伝えしました。