巨大地震に備える

2011 年の東日本大震災で津波に襲われた岩手県大槌町

 先月のトルコ・シリア地震では、 M(マグニチュード)7.8の地震の約9 時間後にM7クラスの地震が発生しました。また、東日本大震災では、2011年3 月9 日に宮城県沖でM7.3 の地震があり、その2 日後にM9.0の地震が発生しています。 一般的に、一度地震が発生すると、その周辺では普段より地震が起きやすくなると言われています。
 昨年12 月から、日本政府は、北海道・三陸沖で発生するとされている大規模地震を念頭に、M7 以上の地震が発生した際、続いて発生する可能性のある大規模な「後発地震」に注意を呼び掛ける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用を開始しました。

後発地震の備えとして参考になるのは、内閣府がホームページ でお知らせしている「北海道・三陸沖後発地震注意情報」です。
地震発生後に即避難できる準備と、1 週間程度の慎重な備えや生活環境の安全確認などを推奨しています。

赤十字防災セミナー

 2003年~ 2016年に発生した震度6 弱以上の地震被害を調べると、けがの原因の約3 割~ 5 割が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした(※東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック 令和4年度版」より)。
 家庭内でけがを防ぎ、命を守る備えが重要です。日頃から「大地震が起きた場合」をイメージして危険な場所を確認し、家具の配置、安全対策を考えましょう。

 なお、日赤では全国の都道府県支部で「赤十字防災セミナー」を実施しています。今年4 月からは家庭内の安全を守る新カリキュラムを追加します。赤十字防災セミナーについては、日赤のWEBサイトでご紹介していますので、こちらの内容をご確認のうえ、各都道府県支部が実施するセミナーへご参加ください。

Ouchinonakano_anzentaisaku.jpg⇒漫画「おうちの中の安全対策」は、下記

ouchinonaka_anzen_RedCross.pdf からご覧ください。