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「1円玉募金」でできること広げたい ~青少年赤十字メンバーが国際交流~
10/08/26
青少年赤十字(JRC)のメンバーが自分たちのお小遣いから持ち寄ったり、集めたりしたお金を基にした青少年赤十字活動資金(通称:1円玉募金)。2010年からは、モンゴル、ネパール、バングラデシュのこどもたちに、文房具の配付や保健衛生教育などの支援に充てられています。
今夏、日本赤十字社愛知県支部と千葉県支部はそれぞれ、支援先へJRCメンバー代表を派遣しました。愛知県支部のモンゴル派遣には12人、千葉県支部のバングラデシュ派遣には8人のメンバーが参加。支援事業地の見学や、現地の青少年メンバーと交流を行いました。
海外派遣で得た経験は、報告会などを通じてそれぞれがクラブや周囲のメンバーに広げていき、今後の活動に生かしていきます。
◎モンゴル(7月23日~27日)
JRCメンバーに指導者や看護師などを加えた計19人が訪れた先は、貧富の差が激しい地域。人々はゲルと呼ばれる組み立て式の家屋に住んでいます。なかには、多量の雨が降ればゲルごと流されてしまうような斜面や、異臭が立ち上るごみ集積場の近くに建てられたゲルも少なくありません。モンゴルのJRCメンバーはこうしたゲルに暮らす身寄りのない人や住民登録されていない人たちの元へ赴き、食料や古着を提供するなどの活動をしています。日本のJRCメンバーはモンゴルのメンバーと共に、井戸で汲んだ水をゲルまで運んだり、薪割りをするなどの体験をしました。
両国間のつながりを確かなものにしたのが、モンゴルのメンバーが開いた交流レセプションです。ダンスやゲーム、スポーツなどで日本から来た仲間を歓迎。日本側からはお返しとして、日本の生活や文化を絵や写真で表したトピックアルバムが送られました(写真:贈呈の様子)。最終日には、メンバー同士、涙ながらに別れを惜しみました。
◎バングラデシュ(7月24日~28日)
同国への中高生メンバーの派遣は1976年以来34年ぶり。代表メンバー8人は支援対象校などを訪れ、自分たちが集めた募金がどのように生かされているかを学習しました。実際に新設されたトイレを目の当たりにすると、「うれしさでいっぱいです。1円玉募金の大切さを知りました」と語り、支援の成果を肌で感じたようです。
現地の赤新月社青少年メンバーとの交流会では、こどもたちに文房具を贈呈し、千葉の伝統的な踊り「大漁節」を披露しました。こどもたちが喜ぶ様子に、「やってよかった。言葉は通じなかったけど、その笑顔で気持ちは分かり合えたような気がしました」と振り返ります(写真:交流会での一幕)。
貧困国の一つに数えられるバングラデシュ。バスでの移動中に寄ってきた物乞いの人々には、メンバーのカルチャーショックも大きかったようで、「目を合わせることができなかった」「何もしてあげられない自分が情けなかった」などの声が聞かれました。反面、「物乞いになってしまうような環境自体を変えなくては」などの意見も出され、今後の活動に励む動機づけにもなったようです。