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東日本大震災活動レポート

ボランティア

タレント・矢野きよ実さんが被災者のために奮闘(3)
被災地で巡回診療の効果実感

11/04/26

 東日本大震災の被災地や赤十字の活動を視察するため、矢野きよ実さんは4月10日、宮城県石巻市に入りました。11日は、日本赤十字社の救護班が実施する巡回診療に同行。そのなかで、矢野さんは巡回診療が果たしている役割について思いを新たにしたといいます。(写真:自宅に避難する方に声をかける救護班)

 「私らは家が残っているから、まだ恵まれています。電気も止まっているし、近くに病院もなくて心配だけど、もっとつらい人もたくさんいるからね」
 この日は避難所の周辺、自宅で暮らしている方々も対象に巡回診療を実施。訪問先からはこうした声が多く寄せられました。自宅での生活も避難所同様、偏った食事や衛生環境の悪化による健康被害が懸念されています。
 救護班と活動をともにした矢野さんは、「自分が住む街中を赤十字のマークを背に、医師や看護師が定期的に巡回してくれるのは、自宅で暮らす高齢者にすごく安心感を与えていると思います。被災地に来て初めて理解できました」と率直な感想を聞かせてくれました。

 10日に地元FM局で知り合った武山未来さんの出身地、雄勝町も矢野さんは訪問。武山さんの家があった場所は土台以外何も残っていない状態で、近くの工場跡地には雄勝町名産の硯が、がれきの中に大量に埋まっていました。(写真:武山さん宅があった場所)
自分たちに何かできることはないかと尋ねる矢野さんに、「一番の望みはこの震災の悲劇を忘れないでほしいということ。そんな思いが自分たちには、本当に励みになるんです」と武山さんは心のうちを明かしました。
 その思いに応えるため、書家としても活躍する矢野さんは、借り受けた硯を使い、名古屋で雄勝地区への応援メッセージを募る活動を始めるつもりです。