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東日本大震災活動レポート

生活再建

千葉の仮設住宅230戸に家電セット
「すぐに生活できる」と入居者から喜びの声

11/05/23

 日本赤十字社では、東日本大震災で被災された方々の生活再建を支援するため、仮設住宅など自治体が提供する住宅に生活家電6点セット(①洗濯機②冷蔵庫③テレビ④炊飯器⑤電子レンジ⑥電気ポット)を寄贈する事業を行っています。

 今後建設される仮設住宅を含め7万世帯への寄贈を計画しており、千葉県の旭市と香取市へも5月17日までに、仮設住宅230戸への搬入が始まりました。

(写真:仮設住宅に届いた生活家電。海外の赤十字社・赤新月社から寄せられた海外救援金が充てられています)

 仲條富夫さん・利江さん夫妻は、旭市横根の「いいおかふれあいスポーツ公園」に完成した仮設住宅に入居が決まりました。津波で流され、波が引いていくなか、漂っていた建物の扉にしがみつき一命を取りとめたという富夫さん。「災害は他人事だと思っていましたが、いざこういう状況になると皆さまの支援のありがたさが身にしみて分かります」

 妻の利江さんは、「仮設住宅に入れても、何も所持品がなかったからどうしようかと思っていました。これならすぐに生活が始められます」と喜びを語りました。

(写真:仲條夫妻。「ご飯を作って食べられるのはありがたい」と笑顔)