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東日本大震災活動レポート

生活再建

日赤バスが仮設入居者の足に
会津若松で無料運行中

12/02/06

 仮設住宅と病院、役場、駅などを結ぶ、日本赤十字社コミュニティー・バスが福島県会津若松市で無料運行中です。

 浜通りの双葉郡大熊町は、原発事故により、会津若松市に集団移転してきました。市内の仮設住宅で町民約3700人が生活しています。しかし、仮設住宅の建設が急を要していたことから、中には市街地から離れた場所に建てられたものもあり、車を持たない高齢者などは不便を強いられています。日赤は、大熊町からの「入居者の生活の足を確保してほしい」との要望を受け、コミュニティー・バスによる支援を決定。平成23年10月3日から毎日4便を走らせています。

(写真:役場の前に到着したコミュニティー・バス)
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 町役場までバスを利用した女性は、「日赤バスは町に出る際によく利用しています。避難生活は大変ですが、支援に感謝しています」。大熊町役場の総務課・幾橋さんも「仮設住宅では移動手段を持たない方もいらっしゃいます。また、会津の冬は雪に覆われますが、大熊町民は雪道の運転に慣れていません。バスの支援はありがたいです」と感謝の言葉を寄せられました。

 震災で住み慣れた土地を離れ、困難を抱えながら避難生活を送る被災者のために、日赤は今後も様々な支援に取り組んでいきます。