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東日本大震災活動レポート

教育支援

福島に夢のプレイランド オープン!
「すまいるぱーく in FUKUSHIMA」2月16日まで

12/02/09

「子どもたちが安心して遊べる場所がほしい」。放射線被害を心配する福島市内の親たちの声を受け、日本赤十字社は平成24年2月8日、屋内型の遊び場「すまいるぱーく in FUKUSHIMA」を市内青少年会館の体育館にオープンしました(開催期間は16日までの9日間)。土日には、タレントのさかなクンや歌手のチーミーを招いたスペシャルイベントが予定されています。

 福島市内の幼稚園や保育園では、原発事故の影響により、子どもたちが一日の大部分を屋内で過ごしています。庭の表土を取り除いて除染を行った杉妻(すぎのめ)保育所でも、外で遊べる時間は一日15~30分に制限。「そのストレスからか、友達の体を押すなど、以前に比べて小さなけんかが増えた気がします」と保育士の早川菜穂子さんも頭を悩ませていました。

 「すまいるぱーく in FUKUSHIMA」は、そうした精神的ストレスや運動不足にさらされている子どもたちの心身のリフレッシュを図るために企画されたもの。ふわふわのエア遊具やボールプール、サイバーホイール(筒状のビニールに入り転がして遊ぶ)など全身を動かしながら安全に楽しめる遊具を体育館いっぱいにし、子どもたちの夢のプレイランドに変身させました。

(写真:ボールプール、体がふわふわ楽しいよ!) ©Patrick Wack

 8日に行われた開所式には、福島市教育委員会の佐藤俊市郎教育長をはじめ、県や市の教育関係者らが出席。日赤福島県支部の太田久雄事務局長は、本事業が世界各国の赤十字社を通じた寄付金により実施されていることに触れ、「海外からの善意がいっぱい詰まっています。皆さんでいらして、元気になってください」と来場を広く呼びかけました。

 遊具がオープンすると、招待された杉妻幼稚園と保育所の子どもたちは張り裂けんばかりの歓声。前出の早川保育士は「子どもたちのこんな目の輝きを見るのは久しぶり。私たちまでうれしい気持ちになりました」と笑顔を浮かべました。

 一般開放となった午後には親子連れが続々と来場。市内に住む五十嵐七海ちゃん(5歳)はエア遊具のすべり台が気に入った様子です。母親の貴子さんは「幼稚園から配られたチラシで開催を知りました。子どもが広いところで体を動かせるので助かりますし、入場無料なのがうれしいです」と話していました。

(写真:飛んで、跳ねて、しゃがんで…。子どもたちは元気いっぱい) ©Patrick Wack

~ 「すまいるぱーく in FUKUSHIMA」のご案内 ~

【場所】福島県青少年会館内体育館(福島県福島市黒岩字田部屋53番5号)
【日時】平成24年2月8日(水)~2月16日(木)
【時間】平日12:00~16:00 土日10:00~16:00
(2時間ずつ3回入替制・定員各回250人・専用駐車場あり)
【イベント】期間中の平日に開催
①「らくがきっこ体操クラブ」体操教室
②「Labo Party」の先生による絵本の読み聞かせ
【特別イベント】
①大人気さかなクンの愉快なトークショー
2月11日(土)11:00~11:45、および13:00~13:45
②チーミーのうきうきミニライブ
2月12日(日)11:00~11:45、および13:00~13:45
※当日は混雑が予想されます。定員を超えた場合は入場ができないことがございますのでご了承ください。