
今回の大震災では、社会福祉施設も大きな被害を受けました。沿岸部を中心に多くの社会福祉施設が、地震や津波の被害で使用出来ない状況にあります。また福島県では、原子力発電所の事故の影響で立ち入りが出来ない施設もあります。
こうした中、直接の被害を免れた施設では、定員を超えて介護を要する方々を受け入れています。被災直後は床に直接マットレスを敷くなど、劣悪な環境の中で介護にあたっていました。
日本赤十字社では、これらの社会福祉施設等への支援を行っています。
主な活動内容は、以下のとおりです。
(ア)介護士の派遣
被災地の社会福祉施設では、介助にあたる職員も被災するなどして、十分なサービスが提供が出来ないケースが生じていました。そこで、これらの施設に、日本赤十字社が運営する社会福祉施設の介護士を派遣して、食事や入浴の介助などを支援しました。
(イ)介護ベッドの整備
岩手・宮城・福島の3県の社会福祉施設に、介護用ベッドを寄贈しました。真新しいベッドが届いた施設では、早速入所されている方々にお使いいただいています。被災地の社会福祉施設に入所されている方々が、少しでも快適にサービスを受けることが出来るよう支援を行っています。
(ウ)福祉車両等の整備
今回の震災では、津波で多くの車両が失われました。自力で外に出ることの出来ない高齢者や障がいをお持ちの方は、移動手段がなくなり、リハビリテーションやデイケアなどの福祉サービスを受けることが困難になっています。そこで日本赤十字社では、市町村や社会福祉施設などに、福祉サービスに必要な車両を提供しています。