赤十字の事業

傷つき苦しむ人に敵も味方もない

150年前戦場に芽生えた赤十字の考えは、今日、人間のさまざまな痛み・苦しみ・悲しみに手を差し伸べる活動へと広がりました。

日本赤十字社では「苦しんでいる人を救いたい」という思いを9つの事業として展開しています。

国内災害救護活動

災害が発生した際に直ちに医療救護班を派遣し、医療支援や救援物資などの配付を行います。日本赤十字社では、救護班500班が常に出動できる体制を整え、要員の育成、毛布・生活用品などの救援物資の備蓄など、平時から災害への備えに取り組んでいます。

国際活動

国際赤十字の一員として、189の国や地域に広がる世界的ネットワークを活かし、国境、宗教、人種を越えて、災害や紛争の被災者に対する支援をはじめとした人道的活動を展開しています。

赤十字病院

全国92カ所にある赤十字病院は、公的医療機関として、へき地医療や救急医療、高度医療などの役割を担っています。また、訪問看護などの高齢者への福祉サービスや災害拠点病院(63カ所)、国際医療救援拠点病院(5カ所)としても取り組みを行っています。

血液事業

年間525万人の方がたからご協力いただく「献血」により、血液を必要とする多くの患者さんが日々救われています。24時間365日、より安全・安心な血液を届けるために、街頭などで献血を呼びかけるところから、高度な検査を行い医療機関へ届けるまでを一貫して行っています。

青少年赤十字

全国の幼稚園・保育園から高等学校まで、授業や部活動などの学校教育の現場で「いのちと健康を大切」に「地域社会や世界のために奉仕」し、「世界の人々との友好親善の精神を育成」することを目的として、13,914校、約300万人の子どもたちが活動しています。

救急法等の講習

いざという時のとっさの手当や事故防止に必要な知識や技術を広めるために、全国各地でAEDの操作方法、心配蘇生法などを学ぶ救急法、高齢者の介護知識を学ぶ健康生活支援講習、幼児安全法、雪上安全法などの講習を行っています。

ボランティア事業

赤十字の事業や活動は、世界中の約9000万人のボランティアの方がたにより支えられています。日本では、地域に根付いて活動する「地域赤十字奉仕団」や特定のスキルを活かした「特殊赤十字奉仕団」などが合計3023団あり、個人ボランティアを含め約220万人の方がたが活躍しています。

社会福祉事業

支援が必要な子どもや高齢者のために、全国29カ所で児童・障がい者・高齢者福祉施設を運営しています。

赤十字病院や赤十字ボランティアとともに子育て支援や老人在宅介護など地域に根ざした活動も行っています。

看護師等の養成

赤十字の精神と最先端の看護技術を身に付けた人材を育成し、国内外の災害時にその役割を発揮し、地域医療の担い手としても活躍できるように、全国26カ所で赤十字看護大学、専門学校を運営しています。