【速報】ネパール地震災害救援 赤十字の活動概要

4月25日(土)15:11、ネパールでマグニチュード7.8の地震が発生しました。震源地は首都カトマンズから北西約80kmの地点で、広範囲で甚大な被害が報告されています。また、地震発生後も強い余震が観測されており警戒が必要な状況が継続しています。

この地震により、ネパールでの死者は2000人を超え(26日17:00現在)、周辺国のインド、中国やバングラデシュでも死者が出ています。首都でビル倒壊など大きな被害が出ている一方、震源地近くの町とは連絡が取れず、道路も寸断されており、被災の全体像の把握が困難であり、救助隊・救援物資が現地入りできない状況が続いています。

この状況を受け、日本赤十字社では以下の対応を行っています。

1. 現地への職員派遣

26日(日)未明、救援活動に向け、先遣隊として国際支援統括監を派遣したのに続いて、医師1人、看  護師2人、連絡調査員1人を26日午前中にカトマンズへ急派しました。先遣隊5人は26日中に現地に入り、一刻も早く救援活動に向けた調査、調整を行う予定です。

2. ネパール赤十字社・国際赤十字への活動資金提供

ネパール赤十字社および国際赤十字による救援活動の支援のため、1,000万円の資金提供を行います。

3. 海外救援金の受付

4月27日(月)から順次、各金融機関で受付開始の予定です。

また、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、各国赤十字社に緊急支援要請の準備を進めています。ネパール赤十字社ボランティアや職員は、発災後ただちに現地の人びとに対して安全で開けた土地に避難するよう呼びかけを行いました。

以下は、これまでに明らかになっているネパール地震に関する赤十字からの情報です(4月25日23時)。

【ネパール赤十字社の特徴】

ネパール赤十字社(以下、ネパール赤)は、50年の歴史の中で培った国内75の地域、1500の支部を有する全国的なネットワークと自然災害に対する広範な経験を活かし、政府の災害対策においても重要な役割を担っています。

【ネパール地震における赤十字からの情報】

救助、捜索活動が継続する中、首都の病院は機能していますが、対応可能能力の限界に近づいています。強い余震が続いており、さらなる被害が懸念されます。

カトマンズで、ネパール赤と共同事業を行っているイギリス赤十字社の職員は、「地震があったとき建物の5階にいました。丘から砂煙が舞い上がるのが見えました。幸運にも私たちは避難できました。」と話しました。

IFRCのアジア太平洋地域責任者は、「震源地近くの町や村の状態を懸念しています。基幹道路は被害を受けたり、土砂災害で遮断されたりしています。そのため、地方の赤十字支部に行って正確な情報を収集するのが難しい状況です。まだ全容はつかめていませんが、かなりの食料、水、医療、緊急避難所などの支援が必要となるでしょう。」と話します。

ネパールでの地震を受けて、IFRCは国際的な緊急支援要請の準備を進めています。災害対応の経験が豊富なネパール赤は、救急処置や救助・捜索活動の訓練を受けたスタッフやボランティアが現場で活動しています。また、カトマンズの赤十字血液センターは首都の主要な医療機関に対して血液を提供しています。

赤十字による緊急救援物資の備蓄は限られていますが、配布の準備は整っています。また、IFRCは、クアラルンプールとドバイにある備蓄から、追加の救援物資を輸送する準備を進めています。